シャープは6月2日、液晶ディスプレー開発で培った光学制御技術を応用した「採光フィルム」を開発したと発表した。
表面に微細加工を施したフィルムで、さまざまな方向から入射した光を一定の方向に出すことができる。従来の単純な採光窓では太陽光を採り入れる際、窓際と奥側では明るさが大きく変わるほか、季節や季節や時刻によって太陽光の入射角度が変わるため、こまめにブラインドや採光装置の角度を変える必要があった。採光フィルムを窓に取り付けることで、季節・時間帯にかかわりなく太陽光を天井に配光、天井からの散乱光によってオフィスを自然な明るさにできる。同社の検証では、年間で約4割の照明電力を削減できるという。
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