(株)ネットショップ総研は18日、大分県立中津東高等学校と連携し、学習指導要領に基づいた高等学校向けの授業科目「電子商取引」「ビジネス情報」を9月から同校で開始すると発表した。
授業は生徒が卒業後も活かせる実学的な内容で、業務実践を重視した課題提出型で進める。講師は同校商業科の曽根田剛教諭が担当。同社代表の長山衛氏らが添削指導する。同社は同校と連携し、これまで培ってきた電子商取引の知見や人材研修の内容を同校の教育活動に盛り込み、ビジネスで情報通信技術を適切に活用できる人材を育成する。同社は2015年度から同校で「電子商取引」を開始。9月から産学連携での授業として、実学的な学習内容に深化して再スタートする。
同校との連携で同社は、コンテンツ(ウェブデザイン)、ウェブページ公開に関する技法、情報通信技術を適切に活用する人材に必要なスキル、実務でのトラブルなどの事例から考察を深める課題、電子決済の仕組みや電子決済の意義についての資料・情報などを提供する。長山氏は「要望があれば、全国の商業高校を対象に産学連携を拡大したい」としている。