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最新モデル「ZenFone 2」が「楽天スーパーポイント」でお得に!?

知らないと恥をかく! 「楽天モバイル」格安スマホ最新情報

2015年05月15日 11時00分更新

文● 高橋量、編集●ハイサイ比嘉/ASCII.jp

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Q:確かに安いけど、通信スピードが遅いんでしょ?
A:通常利用には十分なスピードを確保

 月額料金がここまで安いと、「通信がつながりにくかったり、スピードが遅かったりするのでは?」と心配になる人もいるかもしれない。だがそんなことはないので、安心していただきたい。

 「楽天モバイル」は、NTTドコモからレンタルした通信インフラを利用しているため、通信時のつながりやすさや最大通信速度はNTTドコモと同じ。主要都市はもちろんのこと、地方でも安心して利用できるのだ。

Xi回線を利用する楽天モバイルのつながりやすさや最大通信速度は、NTTドコモと同じレベル

 ただし、データ転送量に影響する通信帯域がNTTドコモとMVNOで異なるほか、データを処理するサーバー設備なども違っているため、利用する場所やタイミングによって通信速度が変わってくることもある。そこで、実際に「楽天モバイル」のSIMカードを利用した通信速度計測結果を紹介したい。

 テストに利用した端末は最新モデルの「ZenFone 2」で、計測場所は東京・JR秋葉原駅の電気街口前だ。11時半から1時間おきに通信速度を5回計測し、それぞれの平均速度を割り出している。テストの結果は以下の表のとおりだ。

平日の11時半〜15時半にかけて、東京のJR秋葉原電気街口前で1時間おきに通信速度を計測した

「楽天モバイル」の通信速度計測結果
計測時刻 下り 上り
11:30ごろ 9.14Mbps 15.8Mbps
12:30ごろ 1.18Mbps 10.4Mbps
13:30ごろ 10.33Mbps 8.77Mbps
14:30ごろ 8.72Mbps 11.69Mbps
15:30ごろ 8.23Mbps 10.26Mbps

 昼どきは下りの通信速度がかなり低下しているが、これは利用者がこの時間帯に急激に増えるため。大手キャリアをはじめ、ほかのMVNOでも同様なので、妥当な結果だ。それ以外の時間では、おおむね8〜10Mbpsの通信速度が出ている。ネットを見たりちょっとしたアプリをダウンロードする程度なら、十分実用的に使える速度だ。

 「楽天モバイル」では定期的に通信設備や通信帯域の増強を行なっており、日々を追うごとに通信速度は確実に向上している。「MVNOは遅い」というイメージを持っている方もいるかもしれないが、現在では外出先での利用に十分な通信速度が確保されているのだ。

Q:データ通信容量はどれを選べばいい?
A:標準的な利用なら3.1GBパックで十分。
ヘビーユーザーなら10GBパックが狙い目

 「楽天モバイル」ではデータ通信容量が3.1/5/10GBのプランが用意されている。NTTドコモの最安プランのデータ通信容量が2GBなので、この範囲内で運用できている人なら容量が1.1GB多い「楽天モバイル」でも問題ないはずだ。

 最近は家庭内の無線LANや公衆無線LANサービスが広く普及している影響で、モバイル通信の平均的なデータ容量はそれほど多くはない。一説によると、過半数以上の人が1GB〜1.5GBに収まっているという話もある。

 多少ヘビーに使う人でも、3.1GBであれば十分な容量だ。実際に筆者もMVNOサービスを利用しているのだが、メールやウェブ、ニュースアプリを毎日チェックしていても、2GB前後に収まっている。

 ちなみにフュージョン・コミュニケーションズが運営する「楽天ブロードバンド」の公式サイトでは、600MBの容量で利用できるデータ通信量の目安が掲載されている。「楽天モバイル」の高速データ通信容量は最低でも3.1GBなので、約5倍として考えればいいだろう。例えば、スマホ向けに軽く作られているWebページなら、1万2000回以上も閲覧可能だ。

「楽天ブロードバンド」に掲載されている、600MBの容量で利用できるデータ通信量の目安。「楽天モバイル」の3.1GBの容量なら、単純計算で約5倍と考えるといい

 5GBや10GBの容量のプランは、複数の端末からテザリングで利用するケースに最適だ。容量が足りなくなっても、有料の容量追加パックで一時的に高速通信を利用することもできる。

 もし容量が多すぎると感じたら、プランを変更するのもアリだ。「楽天モバイル」ではプラン変更にも対応しているので、積極的に利用したい。

Q:30秒/20円の通話料が発生するから、結局高くつく?
A:「楽天でんわ」なら通話料を半額(30秒/10円)にできる

 前述のとおり、一般的なMVNOサービスでは30秒ごとに20円の通話料が発生する。キャリアスマホでは通話定額サービスを導入しているため、いくら電話をかけてもその月の支払い額が増えることはない。一方、MVNOではそういったサービスは提供されていないため、通話をすればするほど毎月の通話料が高くなってしまう可能性がある。

 その解決策として利用したいのが、通話料が通常の半額となるお得な電話アプリ「楽天でんわ」だ。「楽天モバイル」と同じくフュージョン・コミュニケーションズが提供しているこのアプリから通話すると、通話料が30秒ごとに10円しかかからなくなる。通話料を半額に抑えられるので、積極的に活用したい。しかも月額料金などの基本料はない(無料)ため、使った分だけ支払えばいいのだ。

通話料が通常の半額となる「楽天でんわ」

 たとえば毎月累計で1時間程度の通話発信を行なうケースでは、通話料は2400円(税別)となる。だが「楽天でんわ」を使えば、半額の1200円(税別)となるのだ。しかも電話回線網を利用するため、音声はクリアで途切れることがない。通話料が膨らみがちなMVNOサービスを利用する上で、なくてはならないアプリだ。

電話回線網を利用しているため、IP電話や無料通話アプリとは異なり、音声がクリアでストレスなく利用できる

「楽天でんわ」を利用した場合の通話料
30分間 600円
60分間 1200円
120分間 2400円

価格はすべて税別

Q:解約するのに1万円程度の解約料がかかるんでしょ?
A:データSIMなら解約料ナシ! プラン変更も対応

 大手通信キャリアのプランでは2年間の契約が基本となっており、プランを途中で解約するとおよそ1万円程度の違約金を支払わなければならない。違約金を支払いたくなければ、同じ端末で同じプランを2年間使い続けなければならないのだ。

 だが「楽天モバイル」のデータ通信専用プランであれば最低利用期間は定められておらず、いつでも好きなときに解約したりプランを変更できる。少しでもお得なサービスへ乗り換えたい人にはピッタリの仕様だ。

 音声通話プランでは最低利用期間が1年間と定められており、途中解約には9800円の違約金が必要となるが、なんと13ヵ月目以降は違約金がかからない。キャリアスマホの2年間と比べると、はるかに条件が緩和されているのだ。しかも、同じ「楽天モバイル」のプランであれば、1年以内でも無料でプランを変更することも可能だ。

Q:留守番電話に対応していないんでしょ?
A:追加オプションでさまざまなサービスを利用可能!

 「楽天モバイル」の音声通話付き格安プランなら、留守番電話やキャッチホンなどの機能を、有料の追加オプションとして利用できる。また、最大5万円までの端末修理代金がお見舞金として支払われる「端末お見舞金サービス」(月額350円[税別])や、トラブル時に対応専任アドバイザーに対応してもらえる「安心サポートサービス」(月額500円[税別])など、便利なサービスも見逃せない。長期間安心して利用するためにも、積極的に活用したい。

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