Vivaldi Technologiesは4月28日、ブラウザー「Vivaldi」の新しいテクニカルプレビュー版をリリースした。
今回のアップデートは、パワーユーザーの生産性の向上のための機能強化に注力したといい、タブスタックのタイル表示、ページアクション、マウスジェスチャー機能などをそなえる。
タブスタックのタイル表示:複数のウェブページを縦、横、格子状に分割し、表示する。ネットショッピングのアイテムを複数並べて条件比較したり、片方の画面にSNSビューワーを表示しつつ、もう片方で動画を閲覧するなどの用途に向く。
メモ機能:ウェブページのサイドにメモ機能が搭載されている。テキストのメモ以外にも、スクリーンショットや添付ファイルを置いておける。
ページアクション:画像を非表示にして、必要な画像や動画のみを読み込んだり、ウェブページをモノクロやセピアカラーにしたり、マウスホバーエリアを強調して表示したりといった機能。
マウスジェスチャー:マウスの動きとクリックの組み合わせで新しいタブでリンクを開いたり、タブをたどったりといった操作を可能にするもの。
同社では今回のリリースにあたり、「Less is more. そんな言葉もよく知っておりますが、快適なウェブブラウジングのためのパワーツールを作ろうと考えた時、私たちはMore is more. だと信じています」とコメント。また共同創業者、Jon von Tetzchner氏は「生産性向上のためだけではなく、人々にネットを使う体験の全てをコントロールできるようにしたいのです。ユーザーファーストが最優先です」と述べている。