iOSの音声アシスタント「Siri」といえば、機械らしからぬ回答やユーザーの斜め上を行く返しがしばしば話題となる。しかし実用的な機能ももちろん搭載されており、命令した内容だけでなく、こちらの要望をかなえるコンシェルジュのような役目も果たしてくれる。
たとえば、週末どんな映画を観ようか迷った時に、Siriに聞いてみるとおもしろい。ホームボタンを長押ししてSiriを起動し、「おすすめの映画は?」「おすすめの映画を教えて」などと聞いてみると、Siriがおすすめする24作品が一覧で表示される。
作品を選ぶと、監督や出演者、作品の概要などを確認できる。「レンタル」をタップするとiTunesアプリが起動し、そのままレンタルして鑑賞することも可能だ。なかなか商売上手でもある。
このほかにも、「●●というタイトルの映画はないようですがよろしければ“お勧め映画”をインターネットでお調べします」という変化球の回答もあった。他のパターンが気になる人は、何度かSiriに質問を投げかけてみよう。
好きな映画を尋ねると、Siriはあまり映画を観ないと断りつつも、「2001年宇宙の旅」や「ブレードランナー」を勧めてくる。作品の詳細は控えるが、SF映画ファンやSiri好きのハートをガッチリつかむ返答と言えるだろう。
最近ピンと来る映画に巡り会えないという人は、Siriに聞いてみれば思わぬ名作と出会えるかも。