「ARROWS Tab QH55/S WQ1/S」にキーボードやクレードルを接続しよう
富士通Windowsタブレットをさらに便利にする周辺機器 (2/2)
2015年03月04日 18時00分更新
USB機器や有線LAN利用時に便利な「拡張クレードル」
「ARROWS Tab WQ1/S」で複数のUSB機器や有線LANを使うなら、インターフェースの種類と数を大幅に増やせる「拡張クレードル(FMV-NDS22)」を用意したい。「ARROWS Tab WQ1/S」本体にはUSB 3.0端子とUSB 2.0端子、microHDMI端子が搭載されているが、拡張クレードルを使うことでUSB3.0端子×3とアナログRGB端子、DisplayPort端子、有線LAN端子、ラインイン/アウト端子を追加できるのだ。
拡張クレードルのサイズは約幅245.5×奥行き107.1×高さ36.9mmで、重量は約430gだ。それほどコンパクトではないものの、机の上でジャマになるほどのサイズでもない。クレードル側の溝にタブレットを軽く押しこむだけでセット可能で、取り外すときはクレードル前面にあるボタンを押すだけでいい。
拡張クレードルでデュアルディスプレーが可能に
映像出力用にアナログRGB端子とDisplayPort端子が用意されており、本体側のmicroHDMI端子を含めると3系統の出力端子が使えることになる。試しにアナログRGB端子と本体側のmicroHDMI端子を使って2台の液晶ディスプレーにつなげてみたが、1台しか認識されなかった。それぞれを同時に接続すると、本体側のmicroHDMI端子が優先されるようだ。残念ながらトリプルディスプレー環境にはできなかったが、デュアルディスプレーでも十分便利に使えるだろう。
拡張クレードルには、ACアダプターが付属する。このアダプターはクレードル専用のもので、本体の充電用には使えない。クレードルから充電することもできるので、本体に付属のACアダプターは予備として利用するといい。
厚さわずか5mmで極薄な「ワイヤレスキーボード」
「ARROWS Tab WQ1/S」では拡張クレードル利用時に、スリムキーボードを使うことができない。そこでクレードルと合わせて使いたいのが、Bluetoothで接続する「ワイヤレスキーボード」だ。サイズは約264×126×5mmと非常にコンパクトで、重量は約180gとかなり軽い。未使用時には机の引き出しに収納できるほどの大きさだ。
配列はスリムキーボードと同じで、全86キー構成だ。キーピッチは約17mmと狭いが、実際に使って見た限りではスリムキーボードとそれほど変わらないように感じた。ただし縦のキーピッチがかなり小さく、サクサク入力するには多少の慣れが必要となる。
キーストロークは実測で1.5mm程度だった。キーボード全体の厚さが5mmしかないことを考えれば、ストロークの深さについてはかなり健闘していると言っていい。入力時にわずかなたわみが生じるが、気になるレベルではなかった。タイプ感はスリムキーボードのほうが優れているように感じたが、指先で撫でるように入力するワイヤレスキーボードの使い勝手も悪くない。このあたりは好みの問題だろう。
本体と同時購入でお得なキャンペーン価格で入手できる
直販サイトの富士通WEB MARTでは、今回紹介した周辺機器が以下の価格で販売されている。単体では通常のWEB価格が適用されるが、本体と同時購入することで最大約2万円の割り引きが適用されるお得なキャンペーンが実施中だ。キャンペーンは期間限定なので、早めの購入をおすすめしたい。
本体同時購入キャンペーン対象製品(3月4日現在) | ||
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名称 | 通常価格 | キャンペーン価格 |
デジタイザー+ペン | 8640円 | 6640円 |
スリムキーボード | 3万9960円 | 1万8000円 |
拡張クレードル+ACアダプター | 2万5445円 | 1万5445円 |
ワイヤレスキーボード(Bluetooth) | 2万2032円 | 1万1016円 |
DVDスーパーマルチドライブ | 3万2184円 | 1万6092円 |
「ARROWS Tab WQ1/S」はWindows 8.1タブレットのなかでもスペックが高く、PCのように使える性能を持っている。その実力を十分に活かすなら、キーボードやクレードルといった専用の周辺機器が必須だ。作業を効率よく進めるためにも、ぜひ入手していただきたい。
試用機の主なスペック | |
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製品名 | ARROWS Tab WQ1/S |
富士通WEB MART価格 | 7万3288円から(税別/クーポン適用時。2015年1月26日現在) |
CPU | Atom Z3795(1.59GHz、4コア/4スレッド) |
メインメモリー | 4GB(デュアルチャネル対応LPDDR3-1066) |
ディスプレー | |
(最大解像度) | 10.1型ワイド(1920×1200ドット)、LEDバックライト付きタッチパネル式TFT(フルフラットファインパネル IPS Alpha液晶)/LEDバックライト付きタッチパネル式TFT(IPS Alpha ノングレア液晶) |
タッチ機能 | 静電容量方式+電磁誘導方式デジタイザー対応/静電容量方式 |
グラフィックス機能 | インテルHDグラフィックス(CPU内蔵) |
ストレージ | 約128GB/約64GB フラッシュメモリー |
内蔵カメラ | フロント:約200万画素、リア:約800万画素 |
通信機能 | 無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n)、Bluetooth 4.0 |
インターフェース | USB 3.0端子、USB 2.0端子、microHDMI端子、FeliCa対応NFC |
カードスロット | microSD/SD/SDXC対応 |
センサー | GPS、加速度、地磁気、照度、ジャイロ、指紋認識 |
サウンド機能 | 内蔵ステレオスピーカー、デジタルデュアルマイク、ヘッドホン・ヘッドセット兼用端子 |
本体サイズ | タブレット単体:約幅265.5×奥行188.8×高さ10.2mm、キーボード接続時:約幅265.5×奥行223.8×高さ17.6~18.2mm |
重量 | タブレット単体:約680g、キーボード接続時:約1.38kg |
バッテリー駆動時間(JEITA 2.0) | タブレット単体:約11時間、キーボード接続時:約10時間 |
キーボード | スリムキーボード/なし |
ペン | デジタイザー対応パネル選択時:専用スタイラスペン添付/デジタイザー非対応パネル選択時:なし |
オフィスソフト | Microsoft Office Home and Business 2013/なし |
OS | Windows 8.1 with Bing(64bit) |