金属筐体で帰ってきた新型INFOBAR
デザイン性を重視したつくりで高い人気をほこるINFOBARシリーズから、約2年ぶりに登場する新モデルが「INFOBAR A03」だ。デザインはこれまで同様、デザイナー深澤直人氏によるものだが、まず目を引くのはアルミニウム製のリアパネル。プラスチックの印象が強い歴代のINFOBARとイメージが大きく変わったが、カラーアルマイト処理による美しい色彩は絶品。両サイドがなめらかに湾曲しているディスプレーとあいまって、触り心地もよい。また、前モデル「A02」ではなくなってしまった前面のタイルキーが、タッチキーとして復活している。「これこそINFOBAR」と思う人も多いのではないだろうか。
また、このデザインで、microUSB端子はキャップレスで防水・防塵対応なのもニクい。さらに、前面上部と下部がディスプレー面に対して、わずかだが出っ張るような形状になっており、落としても画面が割れにくくなっているなど、気づきにくいところにも工夫が隠されている。
ディスプレーサイズは前モデルの4.7型から4.5型へと縮小したが、CPUには2.3GHz動作のクアッドコアを採用し、メモリー2GB、内蔵ストレージ16GB、OSはAndroid 4.4と、ハイスペックなスマホと比べても見劣りしない。4G LTEにキャリアアグリゲーション、さらにVoLTEと、auの最新ネットワークにフル対応するほか、ワンセグ/フルセグ、赤外線、FeliCaなど日本向けのスペックはほぼそなえているのも大きなポイントだ。
デザインはもちろん、中身も上質なINFOBAR A03。「見た目のいいスマホでも、中身が物足りないとイヤだ」と思う人でもきっと満足できる、とっても「イイ!」スマホなのだ。