ロームは1月7日、M2MやIoTなどを実現するために各種機器に簡単に組み込める汎用Wi-SUNモジュール「BP35A1」の販売を開始したと発表した。
Wi-SUNは920MHz帯の特定小電力無線を用い、Wi-Fiに比べて低消費電力で長い距離(条件にもよるが約500m以上)の通信が可能な国際無線通信規格。スマートメーターやセンサーネットワークといったM2M、IoTへの利用に向いている。SDカード大のボード上に32bitマイコンを搭載してアプリケーションを載せられるほか、モジュールにアンテナも実装されているため外部アンテナを必要としない。
通信速度は最大200kbps、ホスト側インターフェースはUART。2.7~3.6Vで動作する。アールエスコンポーネンツ、チップワンストップ、コアスタッフの3社から販売され、価格は8100円。同社では、2014年4月からのサンプル出荷以来好評により、M2M/IoTでの需要を見込んで月産3万個規模の量産ラインを確立したという。