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めんどうな電波設計なしに特定小電力通信機能を各種機器に組み込める

ローム、汎用「Wi-SUN」モジュールを販売開始

2015年01月07日 18時18分更新

文● 行正和義

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Wi-SUNモジュール「BP35A1」

 ロームは1月7日、M2MやIoTなどを実現するために各種機器に簡単に組み込める汎用Wi-SUNモジュール「BP35A1」の販売を開始したと発表した。

構造およびブロック図 

 Wi-SUNは920MHz帯の特定小電力無線を用い、Wi-Fiに比べて低消費電力で長い距離(条件にもよるが約500m以上)の通信が可能な国際無線通信規格。スマートメーターやセンサーネットワークといったM2M、IoTへの利用に向いている。SDカード大のボード上に32bitマイコンを搭載してアプリケーションを載せられるほか、モジュールにアンテナも実装されているため外部アンテナを必要としない。

無線モジュールのほか、評価用ボードやアダプターなども同時に販売される

 通信速度は最大200kbps、ホスト側インターフェースはUART。2.7~3.6Vで動作する。アールエスコンポーネンツ、チップワンストップ、コアスタッフの3社から販売され、価格は8100円。同社では、2014年4月からのサンプル出荷以来好評により、M2M/IoTでの需要を見込んで月産3万個規模の量産ラインを確立したという。

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