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アップル新iPadは「期待外れ」=アナリスト

2014年10月20日 16時00分更新

文● 盛田 諒(Ryo Morita)/大江戸スタートアップ

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 アップルが16日に発表した「iPad Air 2」「iPad mini 3」は、一部アナリストが望む製品ではなかった。

 ロイターによれば、ガートナー所属のアナリストであるヴァン・ベイカーは「正直言って、5KのiMacしか印象に残っていない」とコメント。同じくフォレスター・リサーチのアナリストであるジェイ・ピー・ゴウンダーは「12.9型モデルのiPadがなかったのは、とくにバイヤーにとっては期待はずれ」と、発表を批判的に受け止めている。12.9型モデルが発表されれば、個人用ではなく産業用にiPadが普及すると期待がかかっていたためだ。

 また米紙ロサンゼルス・タイムズは「iPad Air 2と5Kディスプレイの発表には驚きがなかった」と失望をあらわした。記事の中で、モーニングスターのアナリストであるブライアン・コレッロは「大画面のiPhoneとiPadが売上を共食いしている」と述べ、個人向け製品で大型・高解像度化を選んだ戦略に疑問を呈した。

 米経済紙フォーブスはiPadの売れ行きが低迷しているという予測をあげた上で、既存iPad利用者が新型iPadに買い替えるには新機能は不十分ではないかと懸念している。

 16日の発表を受けて、13日時点で100ドルを超えていたアップルの株価は一時95.52ドルまで下落した。現在は97.67ドルまで回復している。

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