ヤフーは4日、米国に100%子会社の現地法人となるYJ America, Inc(YJ America)を設立。米国の有望なスタートアップ企業やインターネットサービスの日本への事業展開を支援する。
YJ Americaは、日本への事業展開で将来性が見込めるスタートアップ企業やインターネットサービスを早期に開拓。日本での商慣習や事業をとりまく法制度による米国との違いなども含め、Yahoo! JAPANの日本におけるインターネット分野での経験や知見、資産を活用する。
スタートアップ企業とは、日本ではベンチャー企業にあたるが、ベンチャー企業にまで成長していない小規模で創業して間もない企業のことをいう。米国ではシリコンバレーを中心に、インターネット分野において少人数の若年層が起業するスタートアップ企業が増加している。その多くが将来的にインターネットを通じて国境に関係なくグローバルに事業を拡大する傾向にあることから、YJ Americaではその支援を行う。と同時にYahoo! JAPANでのビジネスパートナーとしても位置づけ、両社のシナジー効果を最大限に図っていく狙いもある。