デジタル広告/マーケティングを手がけるD2Cは28日、スマホ所有者の1万人を対象にした「購買行動におけるインターネット利用動向調査」の結果を発表。商品購入やサービス利用にあたり情報収集する手段としてインターネットを活用するケースが多数を占めた。

同調査では商品・サービスを11のカテゴリーに分類し、情報収集チャネルとして「インターネット」「番組・記事」「広告」「口コミ」「店頭」「冊子、チラシ、DM」の6つを設けたが、「映画館での映画鑑賞」を除く10のカテゴリーはいずれも「インターネット」がトップ。特に多くの支持を集めたのは、72.1%の「旅行や宿泊」をはじめ、65.1%の「電子書籍の購入」や64.6%の「ゲームの購入・課金」、62.3%の「健康食品・サプリメントの購入」、60.8%の「家電・情報機器の購入」だった。
インターネットに次ぐ2位は「店頭」が多く、「ファッション系商品の購入」は48.1%、「家電・情報機器の購入」は47.1%、「スキンケア化粧品・メークアップ化粧品の購入」は40%、「自動車の購入」は36.7%。これらはいずれもインターネット情報に加え、店頭スタッフによる商品説明等が購買行動に影響を与えるようだ。

そこで、インターネットからの情報収集で利用する機器としてパソコンとスマホを比較すると、「ゲームの購入・課金」と「外食(飲食店、レストラン、ファストフード店など)」を除く9のカテゴリーはいずれも「パソコンのみ」が半数以上を占めた。「パソコンとスマホの併用」と「スマホのみ」の合計で半数超のゲームは、スマホでゲームアプリを楽しむのが主流となりつつある最近の傾向を表しており、外出先で手軽に飲食店等の情報を収集できることから「外食」でもスマホ利用が高まっていると推察される。
「スマホのみ」での情報収集が2割を超えたのは、「ゲームの購入・課金」の42.8%と「外食」の20.8%のほか、「電子書籍(書籍、コミック、雑誌など)の購入」の28.9%、「転職やアルバイト探し」の22.3%となった。
