無人で空を飛ぶと言えば、アスキークラウド11月号(9月24日発売)の記事「世界中どこでも撃ちまくれ」で紹介した「ドローン(無人攻撃機)」が頭に思い浮かぶ。しかし、このたび米アマゾンが発表したのは平和的で、人々の暮らしをより便利にするものだ。
それは小型の無人ヘリコプターで、ネット通販のアマゾン・ドットコム(Amazon.com)で購入した商品を、注文から30分以内に受け取れるサービス「Amazon Prime Air(アマゾン・プライム・エア)」として、数年後の事業展開に向けて開発が進められている。同社公式サイトにはサービス紹介のユーチューブ(YouTobe)動画が掲載され、アマゾン・ドットコムで商品を注文してから、小型無人ヘリコプターが倉庫で商品を積み込み、顧客の玄関先まで商品を空輸して届ける様子を見られる。
アスキークラウドでは創刊準備号(4月24日発売)の特集「Amazon 翌日配達を発想する『利益無視』経営」や2014年1月号(11月22日発売)の特集「対アマゾン 流通本土決戦」などでアマゾンのビジネス戦略を取り上げてきたが、今回のアマゾン・プライム・エアは夢物語を現実化する取り組みとして今後の進展に注目したい。
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■米アマゾン