グーグルは2013年10月25日、同社公式ブログでガイドライン違反を繰り返す悪質なSEO業者に対して、「ユーザーを守るために適切な調査を行い、しかるべき処置をとる可能性がある」との意向を掲載した。
Googleのウェブマスター向けガイドラインに違反して、その理由がサイトへの不自然なリンクの存在である場合、該当するサイト運営者は問題のある不正リンクをできる限り外した上で再審査リクエストをGoogleに申請する必要がある。
SEOを外部にアウトソーシングしている場合、そのSEO業者に対応を相談することが一般的であるが、一部の悪質なSEO業者は「顧客からのリンク削除要請に応じない」「リンク削除に対して高額な手数料を請求する」「手動対策によるサイトへの影響はないと主張し、ウェブマスター ツール上のメッセージを無視するようアドバイスする」「再審査リクエストを送信しないことを推奨する」といった、不適切な行為を行っている。
Googleはこうした問題に遭遇した時について、1) 手動対策が行われている場合は必ず再審査リクエストを送信すること、2) SEO業者がリンク削除に応じない場合はリンクの否認ツールを利用すること、などを推奨している。
同社のサーチクオリティチームは今後も、検索利用者を守るために検索結果からのスパム排除に全力で取り組んでいくとしている。
ガイドライン違反を繰り返す SEO 業者への対応について
http://googlewebmastercentral-ja.blogspot.jp/2013/10/seo-firms.h
tml
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SEO業界で働いている方で、再審査リクエスト関連の業務に携わっていらっしゃる方ならおわかりだと思うのですが、問題のあるリンク張っている業者って、顔ぶれがいつも同じなんですよね。あそことここと、あの会社って、すぐに名前を挙げることができるのではないでしょうか。再審査リクエストは無視しろ!ってアドバイスしている方は、個人ならあの人だし、業者ならあれ、と。
きっと Google Japan に対して企業から苦情がたくさん寄せられているのでしょう。Googleがこういった意思を表明することは歓迎です。