ソニーから、ミュージックビデオ撮影向けのビデオカメラ「Music Video Recorder」こと「HDR-MV1」が発表された。11月15日発売予定で、予想実売価格は3万円前後。
本機は前面に120度のX-Y方式マイクを内蔵するのが特徴。2つのマイクがクロスする形で搭載されるX-Y方式は、前方の音がよりクリアに録音できる。
また、2.7型の液晶ディスプレーにはオーディオレベルメーターの表示が可能で、本格的に録音レベルの調整可能。録音形式はリニアPCM(48kHz/16bit、WAV形式)となり、非圧縮で収録できる。
カメラは1680万画素の裏面照射型CMOSセンサーを搭載。レンズは広角(120度)のカールツァイス「テッサー」レンズを採用。単焦点レンズながらF2.8と明るく、狭いスタジオなどでも広い範囲を撮影可能だ。
記録できる動画形式はMP4(AAC-LC 48kHz/128kbpsまたはリニアPCM 48kHz/16bit)でフルHD(30p)解像度での撮影ができる。
このほか、本体には無線LANを内蔵し、スマホからのリモート撮影や動画データのスマホへの転送が可能(音声ファイルは転送不可)。NFCにも対応しており、対応するスマホをかざすだけで設定が完了する。
なお、Music Video Recorder専用の動画/音楽ファイル管理ソフト「MVR Studio」を無償提供する予定。再生や編集、ウェブサービスへのアップロードが可能とのことだ。