米アマゾンは現地時間29日、商品の受注から発送までのフルフィルメントネットワークに従事する人材を5000人以上、新規で雇用する計画を発表した。理由は、増大する顧客需要に対応するため。
米アマゾンはここ数年で、配送センターから顧客サービスまで横断的に数千の仕事を生み出してきた。昨年だけでも米国内に8つの配送センターを開設し、結果的に各地域で多くの新たな雇用を創出した。5000人以上の新規雇用者には、フルフィルメントネットワークを超えて活躍の場が広がる。
米アマゾンでは現在、同業務で2万人超の従業員を雇用しており、今回の新規雇用により人員を1.25倍に増強することとなる。4日前には、2013年第2四半期(4~6月期)決算で売上高が157億ドルとなり、前年同期の128億3000万ドルから約22%の増収、一方で純損失700万を計上している。今回の大規模な求人は、目下の赤字よりも将来の売り上げ規模拡大をとるアマゾンらしい選択だといえよう。