米フェイスブックが現地時間24日、第2四半期の決算第2四半期の決算報告を発表した。売上高は対前年同期比53%アップとなる18.1億ドル。純利益は3.3億ドルとなっている。
この結果はアナリストの予測を大幅に上回るものであることを多くの海外メディアが伝えている。アナリストたちは売上を対前年比37%アップと見込んでいたといい、決算報告を受けてフェイスブックの株価は急上昇した。
グーグルやアップルと違い、自前の端末やOSを持たないフェイスブックは、売上の大部分を広告収入に頼らざるを得ない(現在、広告の売上高は爽売上の88%を占める)。そんななかで、全広告売上の41%をモバイル広告が占めている。フェイスブックの収益面での課題は急速なモバイル化への対応だったが、今回の決算報告はモバイル対応が大成功を収めていることを物語っている。
なお、第2四半期の月間アクティブユーザー数は前年同期比21%アップとなる11.5億人、デイリーのアクティブユーザー数は同27%アップの7億人となっている。月間アクティブユーザー数のうち8.2億人をモバイルユーザーが占める。モバイル広告市場で急激な伸びを見せているフェイスブックだが、こうした巨大なモバイルユーザーベースを背景に、今後もそのシェアを広げていくだろう。

第2四半期決算報告のサマリー
