東芝のUltrabook「dynabook R632」は、スリムで美しいデザインとシンプルかつシックな装いで性別やシーンを問わず利用できるマシンだ。モバイルにもぴったりな軽量かつ機敏なマシンだが、2012年10月に発売されたモデルではOSをWindows 8に載せ替えてグレードアップした。
Windows 8搭載でありながら、ディスプレーはタッチに非対応という構成を選んだモデルの1つである「dynabook R632」。タッチ操作との親和性が注目されるWindows 8を、非タッチ端末で利用した場合の使い勝手がどうなるのかが気になるところだ。
なお「dynabook R632」には、直販サイト「東芝ダイレクト」でのみ購入できるWebオリジナルモデルがある。店頭販売モデルよりもハイスペックな構成も選択できるのが魅力だ。今回はWebオリジナルモデルとなる「dynabook R632/W1」を試用している。
しっかり感のあるシンプルデザインの薄型軽量モデル
13.3型ワイドディスプレーを搭載したマシンの重さは、約1.12kg。軽快にモバイル利用ができる軽さだ。厚さもヒンジ近くの最厚部で約15.9mmとスマートで、デザインもフラットだからバッグにすっきりと収まってくれる。
薄型軽量モデルでも華奢さや不安定感はない。ボディ素材にはマグネシウム合金を採用しており、内部はねじれやひねりに対する強度を向上させるハニカムリブ構造となっている。外から見てそうしたことはわからないのだが、片手で端の方を持って持ち上げた時に全体がしなるような感じもなく、安心してモバイルできるという印象だ。
試用したモデルはアルティメットシルバーで、落ち着いた雰囲気を持っている。手触りもよく、指紋なども目立たないのがうれしい。また、単純にシルバー一色ではなく、ヒンジ部やタッチパッドのボタン周りに控えめなゴールドパーツを配置しているため、おしゃれな雰囲気もある。
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