札幌駅前でコスプレイベントが!
北海道2日目には、関東や中部地方からのコスプレイヤーも出展する「札幌ROMふぇすた」へ。今回イベントを主催するLayerCompは、「洞爺湖 マンガ・アニメフェスタ」や「夕張まんがまつり」などの運営にも関与している団体だ。
今回のイベントも、コスプレロム文化を広げて、北海道から人気コスプレイヤーを誕生させたいという狙いがあるという。開催にあたっては、北海道の地元企業なども協賛している。会場となったのは、札幌駅から徒歩4分に位置する複合商業施設「アスティホール」のイベントホール。初回ということで20ブースほどが出展しての開催となった。
会場内では、コスロムと呼ばれるデジタル写真集の頒布や撮影、出展サークルなどによるニコニコ生放送を使った中継などが行なわれていた。出展するブースのなかには、コスプレロムサークルに混じって北海道が推進する「食クラスター構想」の1つとして立ち上がった「HASプロジェクト」から誕生した萌えキャラクター「リトルベリーズ」の姿もあった。
このキャラクターは、ハスカップ、アロニア、シーベリーの北海道の3つの特産品をイメージして誕生したもの。3つの特産品を使った加工食品などのパッケージなどにプリントされているご当地萌えキャラたちだ。そのほか、頒布作品のなかには、日本SF大会第50回の開催を記念して「愛國戰隊大日本」も協力して制作された「再生機甲ユーバリアン」といった作品もあった。
C-ウィルスの波がここにも
札幌の街を走るバイオ6の痛タクシーを見た!
「札幌ROMふぇすた」を取材している最中に、札幌市内では現在、本日4日に発売された「バイオハザード6」とコラボレーションしたタクシーが、期間限定で走行しているという話を耳にしたので、早速足を運んでみた。
バイオハザード6とコラボレーションしているのは「リトルベリーズ」仕様の痛タクシーなどを運行する、地元タクシー会社の長栄交通。
この痛タクシーは、9月20日から4日間に渡って幕張メッセで開催された日本最大級のゲームイベント「東京ゲームショウ2012」の開催に合わせて運行が開始されたもの。札幌市内で3台が運行されており、長栄タクシーさんに電話をすれば、空車の場合に限るが市内で予約配車が可能とのこと。同車の運行終了時期は、現在のところ発表されていないが期間限定運行ということなので、バイオシリーズファンの人で北海道を訪れた際に利用してみるとよいだろう。
北海道の地がオタクの第2のふるさとになる日も近い
今回、札幌や由仁町を訪れてみて、北海道の地では、オタク向けのイベントが街と共存しており、良い関係が作られているように感じられた。190万都市の札幌。街の規模に対するイベント参加者は少なく感じたが、自治体や企業と協力関係が作られていることから、今後は大きな枠組みでオタク文化を盛り上げていくことができるのではないかと感じられた。