住友商事は8月3日、Central Retail Corporation Limited(セントラル)およびI.C.C. International Public Company Ltd.(アイ・シー・シー)とタイでのテレビ通販会社設立について検討を開始した。
タイ消費市場は安定的に向上する所得水準に支えられている東南アジア有数の市場で、近年では高い購買力を有する中間所得層の拡大に伴い、消費活動の多様化も進んでいる。住友商事は日本国内で培った24時間生放送テレビ通販事業のビジネスノウハウを活用、新会社をタイにおけるテレビ通販市場のリーディングカンパニーに成長させ、5年後に50億タイバーツ(約125億円)の売上高を目指す。
セントラルは、東南アジアにおける最大規模のコングロマリット、セントラルグループの小売部門企業であり、アイ・シー・シーは流通のタイ国内大手サハグループの中核を担う消費財卸企業。両社はともにタイの消費市場について幅広い知識と経験を有している。