パナソニックから、大画面テレビ「VIERA」の新製品3シリーズ7機種が発表された。内訳は、プラズマテレビ最上位機種の「ZT5」シリーズが2機種、液晶テレビハイエンドモデル「WT5」シリーズが2機種、ネット機能を盛り込んだ“スマートVIERA”こと「X50」シリーズが3機種となる。いずれも発売時期は6月下旬となる。
ZT5シリーズは65V型(TH-P65ZT5、予想実売価格65万円前後)と50V型(TH-P50ZT5、同41万円前後)を用意する。
新機種は3D表示対応の「フル・ブラックパネルIIIプラス」パネルを搭載。従来の「VT3」と比べて、「シネマプロモード」時の明るさの最小単位を4分の1にし、微妙な明るさの違いも表現できるようになった。ネイティブコントラストは550万:1で、黒が締まって見えるのも特徴だ。
HDDは内蔵していないが、外付けのUSB HDDを接続することで番組録画が可能。地上・BS・110度CSデジタルチューナーを3基搭載しており、裏番組を最大2番組まで同時に録画できる。
WT5シリーズは55V型(TH-L55WT5、予想実売価格47万円前後)と47V型(TH-L47WT5、同35万円前後)をラインナップする。
3D表示対応の4倍速駆動「IPSαパネル」を採用。液晶分子の制御を新しくすることで、バックライトの光漏れを抑制。従来よりもさらに引き締まった黒を表示できる。
WT5シリーズも外付けHDDへの録画に対応し、地デジ/BS/CSの3チューナーによるW裏番組録画が可能だ。
X50シリーズは、32V型(TH-L32X50、予想実売価格は7万6000円前後)、23V型(TH-L23X50、同6万円前後)、19V型(TH-L19X50、同4万8000円前後)を用意。IPS液晶パネルを採用し、LEDバックライトの光量を制御することで省電力かつ黒の引き締まった映像を表示できる。
X50シリーズも外付けのUSB HDDへの録画に対応するが、搭載するチューナーは2基なので、裏番組の録画は1つだけとなる。
いずれの機種も無線LANを内蔵しており、無線LANルーターなどがなくても無線LAN対応BDレコーダー「DIGA」などとの接続が可能。本機で録画した番組を別の部屋のDIGAなどに配信したり、逆に別の部屋にあるDIGAで録画した番組を本機で視聴できる。また、ZT5とWT5シリーズは現在放送中の番組を別のVIERAやDIGAに配信することも可能だ。
このほか、スマートフォンなどとの連携も可能で、民放キー局5社の過去番組をVOD配信する「もっとTV」にも対応している。