「FileMaker」シリーズの最新版。無料でiOS端末用アプリFileMaker Go 12を提供
ファイルメーカー、データベースソフトFileMaker 12を発表
2012年04月05日 13時00分更新
ファイルメーカーは5日、データベースソフト「FileMaker」シリーズの最新版「FileMaker Pro 12」シリーズ4製品を発表。ラインアップと価格は以下のとおりで、4月10日に発売する。
- FileMaker Pro 12:価格3万9900円
- FileMaker Pro 12 Advanced:価格6万900円
- FileMaker Server 12:価格13万4400円
- FileMaker Server 12 Advanced:価格が39万9000円
また、iPhone、iPad用アプリ「FileMaker Go」シリーズにも、新バージョンの「FileMaker Go 12」を追加。AppStoreで本日から無償で提供する。なお、ファイル形式が異なるなど互換性に配慮し、旧バージョン(FileMake Go 11)の有償提供も継続する。
FileMaker Pro 12シリーズはWindowsおよびMacに対応。40種のテーマが用意されている。連絡先、プロジェクトなど16のビジネス用テンプレートが付属するStarter Solution、数クリックでグラフを作成できるクイックグラフ、素早く正確にレイアウトできるレイアウト支援ツールなど、豊富なデザイン機能を持ち、データベース内の情報をリッチに表現できる。
また外出先などでデータベース内容に迅速に確認できるよう、iPhone/iPad連携を強化。画面ステンシルという機能で、iPadやiPhoneに最適な画面解像度にカスタマイズできる点も特徴となる。PDFや画像、動画などマルチメディアファイルの取り扱いも強化し、動画のデータベースやカタログといったものの制作も容易となっている。
Server版は上記の機能に加え、WANでのパフォーマンスが向上。ベースとなるバックアップを作成後は、変更されたソリューションのファイルのみが変更されるようになり、大量データのバックアップも速く、効率的にできるようになった。
FileMaker Go 12は、FileMaker Proで作成したデータベースの閲覧・検索編集ができるiOS用アプリで、今回から無料で提供される。