われわれは帰ってきた!
F1の聖地、鈴鹿サーキットへ!
最終的に、F1レーサーになるという壮大すぎる目標を掲げる、われら電アスレース部(ARTA)。去年は筆者スエオカと、マンセル大好きYK3がF1へ視察に行ったわけだが(関連記事)、今年はなんと6人の大所帯での観戦ツアーとなった。2010年組に加えて、電アスレース部ぶちょーサクマ、マネージャーの増田さん、そしてまったく仕事に関係ないが、F1好きというだけで広告部からミツイとアヤベ(もちろん「F1 2011」は購入済み)が加わったのだ。
特に筆者とYK3、ぶちょーサクマの3人は、数日前の記事でF1日本GPとF1 2011への期待をぶちまけていただけあり(関連記事)、高揚感だけなら鈴鹿に集まったファン、誰にも負けない自信があった。しかも、筆者とYK3は発売されたばかりのコードマスターズ「F1 2011」(PS3版)をプレイ済みで、出発の直前までゲームでイメージトレーニングをしていたほどだった(別に出るわけでもないのに)。
しかし、大所帯になったわりには現地集合というまとまりのなさで、電アスレース部の先行きが不安である。まあ、筆者も独りでクルマで行ったんだけれども。なお今年のレポートも、去年に引き続き“大人の事情”によりレース中の写真は一切ないので、あらかじめご了承いただきたい。
そんなわけで、愛車を駆って独り鈴鹿に向かった筆者。着くのが早すぎたのか誰も来ていない。指定席はCブロックで、1コーナーから2コーナーまでを眺めることができる。が、目の前には高いフェンス。大型スクリーンもフェンスに隠れてしまって、なんだかよく見えない。去年はフェンスもなかったしモニターもしっかり見られたのにな~、と思っているとアヤベが到着。その後、サクマやYK3らも続々到着し、全員集合した。
今年は小林可夢偉選手の応援シートが規模を拡大して展開されていたのだが、この一体感がスゴイのなんの! 筆者も(去年の)可夢偉キャップをかぶっていたのだが、おそろいのTシャツや今年のキャップ軍団には叶わない。ドライバーのパレードランのときも、可夢偉選手はわざわざ応援シートの前でクルマを降りてファンのみんなとコール&レスポンスをしていた。ミクZ4の応援シートではいつもやっていることだが、さすがに規模が大きいと見栄えも違うなぁ~と、改めてミクZ4応援シートも頑張ろうと気合い入れた次第だ。
レースが始まると、自分の席が実は恵まれていたことに気付いた。フェンス越しではあるものの、目の前で1コーナーのブレーキング勝負から、2コーナーのバトルまで実に見応えがあったからだ。以前、鈴鹿の2コーナーで愛車を全損にした経験のある筆者だが、その前にこの席でF1を見ていればそんなことにはならなかっただろうなと後悔するも、時すでに遅し。美しいラインで1コーナーから2コーナーを駆け抜けていくマシンたちに、ただただ溜息が出るばかり。
われわれが応援する可夢偉選手はスタートでエンジンがストールしかけたらしく、せっかくの7番手スタートも1周目で10位以下にまで落ちてしまう。素人目に見ても、かなり苦しい戦いを強いられていることがわかる。去年のようにはいかなかったようだ。
トップ争いは、レース中盤までポールスタートのレッドブルレーシングのセバスチャン・ベッテル選手の一人旅となっていたが、中盤でセーフティーカーが入ったあたりから状況が一変。ピットストップのタイミングでマクラーレンのジェンソン・バトン選手がベッテル選手の前に出て、そこから徐々に差を広げ始め、最後まで逃げ切ったのだった。日本ラウンドの勝者はバトン選手だったが、残り4戦を前に今シーズンのチャンピオンがベッテル選手に決定したのだった。
ベッテル選手はよほど嬉しかったのか、筆者たちが見ている2コーナーの目の前でマックスターン(360度ターン)を披露、観客は大盛り上がりであった。もちろん、われわれも「うおおおお!」とテンションマックス! F1マシンのマックスターンなんてそうそう見る機会がない。っていうか、そもそも禁止されてなかったっけ? まあチャンピオンになったし、「こまけえこたぁいいんだよ」って感じか(笑)。
こうして、今年も大興奮のF1日本GPが終了した。観客数も去年より多かったとのこと。現に可夢偉応援シートは満員御礼だったし、チケットもほとんど売り切れていた。これを機に、また日本もモータースポーツの人気が再燃してほしいと切に願っている。SUPER GTやWRC(ラリー)など、日本では魅力的な競技が全国各地で開催されている。F1をキッカケにモータースポーツに興味を持った人が、他の競技も見に行ってくれれば、自動車王国・日本も元気に復興していくに違いない。
次のページでは、今年のF1を見に行った電アスレース部の2人に感想を聞いた。
電アスレース部メンバーは
F1パイロット目指してゲーム「F1 2011」で特訓開始だ!
F1の2011年シリーズチャンピオンは決まったが、ゲームのほうはまだまだアクセル全開!
コードマスターズは、「2011 FIA フォーミュラ1世界選手権」に登場するチームやドライバーなどが収録された、公式F1ゲーム「F1 2011」を10月6日に発売した。価格はXbox 360版とプレイステーション3版が7770円。もちろん、電アスレース部ではF1とF1 2011を今後も追い掛け続けていく。今年最後のブラジルGPまでにはトロフィー・実績を全部解除する勢いで、F1 2011をみっちり遊び込むつもりだ。
Image from Amazon.co.jp | Image from Amazon.co.jp |
F1 2011 (VIP PASS CODE 同梱) PS3版 | F1 2011 (VIP PASS CODE 同梱) Xbox 360版 |
F1 2011では、2010年シーズンの覇者セバスチャン・ベッテルや、2011年から参戦するドライバーをはじめ、新たなカラーリングで臨むマシンや参戦チーム、そしてサーキットまでを最新データに基づいて収録。そのほか、今シーズンデビューを飾るブッド国際サーキットや、復活したニュルブルクリンクも再現されている。
従来からある、新人ドライバーから頂点を目指す“キャリアモード”もパワーアップ。パドック(F1サーキットのピットの裏側にあり、特別なパスがなければ入ることの出来ないエリア)やピットレーンを緻密に再現している。そのほか、今作からは関係者以外立ち寄ることのできないパルクフェルメ(予選や決勝の後など、定められた時間帯にマシンを保管するために設けられたエリア)のシーンも収録されている。
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