資生堂は9月14日、成長の牽引役と位置づける中国で、EC事業を開始するなど、新たな事業を展開すると発表した。
同社は、4月に発表した4つの成長戦略(グローバルメガブランド、アジアブレイクスルー、ニューフロンティア、カスタマーファースト)をもとに事業基盤の強化を図り、継続的に中国の化粧品市場の伸長を上回る売上高2桁成長を目指す。
EC事業としては、現在、スーパー、ハイパーストア、化粧品専門店などを中心に展開している「ピュア マイルド」ブランドから中国での通販専用シリーズとして「ピュア マイルド ソワ」を開発、9月15日に専用サイトを開設する。中国の消費をリードする若い「80後」世代の自然派志向層を主なターゲットとし、ショッピングサイトの機能に加え、問い合わせを受けるコールセンターの設置や、オンラインカウンセリングの実施により、個人の肌タイプやニーズに基づいた化粧品・美容法を提案する。
このほか、ベアエッセンシャルの香港での展開、グローバルメガブランド「TSUBAKI」の中国導入、コラーゲンドリンクのテスト展開などの事業も実施する。