矢野経済研究所は11月10日、国内の「ファッションEC市場に関する調査結果 2010」を発表した。
同調査によると、2009年度ファッションEC市場規模は、前年度比6%増の4390億円と順調に拡大した。
ブランドホルダー企業にとって自社ECサイトは今後、実店舗との連動など、販売目的だけではない様々な機能を有する、重要な位置づけを持つものになると説明。ラグジュアリーブランドも含め、今後のECサイトの開設は必須とした。
また、2010年度のファッションEC市場規模は、4652億円となり、成長率は横ばいとなるものの、市場規模は堅調に成長すると予測。関連企業におけるEC化の伸展はますます高まることが必至とした。
同調査におけるファッションEC市場には、衣類、服飾雑貨、靴、鞄・袋物・革小物、宝飾・時計・アクセサリー、インテリア・生活雑貨・家具、陶磁器・ガラス器が含まれ、上記商品のECにおける小売金額ベースで算出した。