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ニコ生支えるFlash Media Serverに新バージョン

2010年09月16日 13時00分更新

文●小橋川誠己/Web Professional編集部

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 アドビ システムズは、9月9日、動画配信サーバーソフトの新バージョンFlash Media Server 4(FMS4)を発表した。FMSの新バージョンは2007年12月に発表されたFMS3以来約3年ぶり。

 新バージョンでは、64ビットOSにネイティブで対応した。対応OSは、Windows Server 2008、Windows Server 2003(32ビット)、Red Hat Enterprise Linux 5.3、CentOS 5.3。また、従来からのユニキャストに加えて、「IPマルチキャスト」「ピアアシストネットワーク」「マルチキャスト Fusion」の3つの配信方法に対応。配信規模(トラフィック)、インフラ(ネットワーク)、配信コストに応じて最適な方法を選べるようになった。ピアアシストネットワークはFlash Player 10で対応したプロトコル「RTMFP(Real Time Media Flow Protocol)」を使ってP2P方式で配信する方法、マルチキャスト FusionはIPマルチキャストとピアアシストネットワークを組み合わせる方法。

3つの配信方法が用意され最適な方法を選択できるようになった

 このほか、帯域に応じて再生中にビットレートを切り替える「ダイナミックストリーミング」機能の改善(よりすばやい、スムーズな切り替えの実現)、トリックプレイ(ストリーミング再生中の早送り、スロー再生など)への対応などが新機能に挙げられる。

 FMSはFlash Media EncoderやFlash Media Live EncoderでエンコードしたFLV形式の動画をストリーミングもしくはダウンロード配信するサーバーソフト。USTREAMやNHKオンデマンド、ニコニコ生放送などの大手動画サイトが採用している。配信規模や機能に応じて選べる「Flash Media Streaming Server」「Flash Media Interactive Server」「Flash Media Enterprise Server」の3製品があり、価格は12万1275円(Adobe Store価格)から(3製品の違いはアドビのサイトに詳しい)。

FMSファミリー3製品の違い。IPマルチキャストはInteractive以上、アプリケーションレベルマルチキャストはEnterprise以上の機能

 14日に開かれた国内向け発表会でアドビ システムズのクレイグ・ティーゲル社長は「動画ストリーミングの需要は世界的に高まっている。特に日本では最大の放送局の1つ(NHK)が4月にFMSを採用し、Windows MediaからFlash Videoへ移行したのが大きなトピック。FMS4のリリースを機に、引き続き日本での採用を広げていきたい」と話した。

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