ペー・ジェー・セー・デーは5月18日、東京地裁へ民事再生法の適用を申請、同日保全命令を受けた。
同社は1999年7月に設立し、ソープ、化粧水などスキンケア用品の通販事業を展開。「朝のためのソープ」、「夜のためのソープ」など比較的高価格帯の商品をそろえ、ネット販売を中心に新聞、雑誌での通販も手がけ、2007年3月期には年売上高約16億円を計上していた。
しかし、近年は消費不況下で次第に業容が縮小、2009年3月期の年売上高は約13億円にとどまり、借り入れ負担も高まっていた。こうしたなか、今年2月に貸付金の返済が滞っていたことなどから、取引先より破産を申し立てられる事態となり、これに対抗し今回の措置となった。
負債は2009年11月末現在で約34億9700万円。申請代理人は佐藤明夫弁護士ほか3名。調査委員には矢島匡弁護士が任命されている。