総合マーケティングビジネスの富士経済は3月26日、同社が行った健康美容食品(H・Bフーズ)調査全体を統括分析し、その結果を報告書「H・Bフーズマーケティング便覧2010 No.3 ―総括編―」にまとめた。
調査期間は2010年1月~2月。調査方法は、同社専門調査員による調査対象企業および関連企業・団体などへのヒアリング調査、関連文献、社内データベースを併用。
2009年の健康美容食品市場は、1兆7939億円とほぼ前年並みの見込み。サプリメントは、2008年比6.4%増の1353億円と健闘しており、2010年にはほぼ1400億円になると予測している。
注目成分は、アスタキサンチン(美肌効果) で同52%増の19億円、難消化性デキストリン(生活習慣病予防)は同37%増の69億円、ゴマペプチド(生活習慣病予防) は同17%増の53億円だった。
2009年に伸びた販売チャネルは、通信販売、薬局・薬店の2チャネルで、通信販売は3.5%増と2008年に続いて増加。2010年にかけても2%程度の成長が予測される。通信販売の79%を占める健康食品・サプリメントが同104.5%と好調だったことが実績増加の要因。