米Googleは米国の広告主に対して、スマートフォンなどフルブラウザを搭載した高機能端末向けのClick-to-Call型(通話課金型)のモバイル広告を開始することを通知した。
検索利用者の位置に基づいて、広告主の電話番号と住所がモバイル広告の5行目に表示される。表示対象はiPhoneやAndroid、Palm WebOSなどを搭載するフルブラウザ対応の高機能端末。ユーザはクリックすると、直接広告主に電話をかけることができる。
広告主へのClick-to-Call課金は通話に対して行われる。金額は通常のCPCと同じ。この新しいモバイル広告に対応するためには、アドワーズ広告のキャンペーンがiPhoneなどフルブラウザ対応端末にセットされていることと、キャンペーン設定に住所と電話番号が登録されている必要がある。
このモバイル広告は条件を満たしている場合に自動的に配信されるため、もし電話番号を掲載することを望まない場合は、キャンペーン設定画面から電話番号を削除する必要がある。
なお、Click-to-Call自体はすでにGoogleモバイルの自然検索結果では適用されている。今回はアドワーズ広告という広告枠に電話番号を掲載できることが特徴。