エイチアイの3D描画エンジンMascotCapsule®が、エクシングの次世代型通信カラオケ「CROSSO」、情報端末「キョクNAVI」に採用
業界初となる3DUIと3Dアバター表示機能の開発にエイチアイが貢献
2009年11月18日 12時30分更新
エイチアイの3D描画エンジンMascotCapsule®が、エクシングの次世代型通信カラオケ「CROSSO」、情報端末「キョクNAVI」に採用
業界初となる3DUIと3Dアバター表示機能の開発にエイチアイが貢献
株式会社エイチアイ(本社:東京都目黒区、代表取締役社長兼CEO:川端一生、以下、エイチアイ)のリアルタイム3D描画エンジンMascotCapsule V3(以下、V3)および2D/3DUI 開発ソリューションMascotCapsule UI Framework(以下、UI Framework)が、株式会社エクシング(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長:吉田篤司、以下、エクシング)の最新業務用通信カラオケ「CROSSO」(クロッソ)と、楽曲検索機能付きの最新型情報端末「キョクNAVI」に採用されました。
両機に搭載された業界初の3DUIと3Dアバター表示もMascotCapsuleをベースにブラザー工業株式会社(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長:小池利和、以下、ブラザー)とエクシングの協力のもと、エイチアイが開発しております。
なお本件に伴い、エイチアイは、ブラザーと、V3およびUI Frameworkのライセンス契約を締結しております。
タッチパネル操作により、希望の曲を素早く検索・選曲でき、エンターテインメント情報を随時提供することのできる情報端末「キョクNAVI」は、これまでもさまざまな機能を備えていましたが、今回、3Dグラフィックスの採用により、さらなる進化を遂げました。
フルソフトウェアの軽量な3D描画エンジンであるV3を利用することにより、軽快でハイクオリティな3D描画を可能にし、「キョクNAVI」画面上のボタン操作時や画面遷移時、入力/曲選択画面などのいたるところで3Dを活かした表現力豊かなグラフィックス表示を実現しています。
本3DUIの実現に当たっては、世代にとらわれず広く、長く使うことのできるUIの実現を目指し、UCD手法(*1)などにのっとったユーザテストを行いながら、視認性および操作性を配慮して企画・開発を行いました。
ユニバーサルデザインフォント(*2) などの可読性の高い文字を採用し、読みやすい色や大きさ、どなたでも直感的に操作しやすいボタンデザインであることを考慮したUIになっています。
タッチパネルの操作でありがちな、ボタンを押した感覚がないために何度も押してしまう行為を抑制するために、ボタン選択時に3Dエフェクトを表示することにより、ユーザの選んだ感覚をアップさせる機能や、ボタン押下時に押下した文字やボタンの絵を拡大表示することで、どのボタンが押されたかを分かりやすくする機能を搭載しました。
また、各種メニューコンテンツをアニメーション豊かに配置した3Dならではのメニュー画面や、ボタンに優先度をつけ選びやすい位置に移動させるなどのカスタマイズ性も備えております。
エクシングが手がける業界初の3Dアバターサービスでは、カラオケ機器「CROSSO」、情報端末「キョクNAVI」、SNS「うたスキ」(*3)の3つを連携させた3Dアバターが利用でき、エイチアイのアバターフォーマットの採用により、アバターのリアルタイム描画が実現しました(*4)。
3Dアバターを利用した新しいコンテンツとして、「キョクNAVI」上に10~20種類あるデフォルトアバターから、ユーザの分身となるアバターを自由に選択して設定することができます。さらに、エクシングの手がける新コンテンツの一つ、アバターを設定したユーザ同士がカラオケで対戦することができる「うたファイト」では、カラオケとの連携により、テレビ画面上で対戦の勝ち負けに応じたアバターのキュートなアニメーションをお楽しみいただけます。
また、採点アプリで上位を獲得すると、王冠などのアバターアイテムを入手することもできます。
「CROSSO」と「キョクNAVI」は、2009年11月17日より順次全国のカラオケ店舗に導入が開始されます。ぜひ店頭で、3DUIの見やすさや3Dアバターの楽しさをご体感ください。
エイチアイは、今後もMascotCapsuleのさまざまな機器への採用拡大を目指すと共に、それらの機器のユーザビリティを向上し、エンドユーザに楽しく便利に使っていただくためのUI開発にも、尽力してまいります。
【MascotCapsule V3について】
特定のハードウェアを必要としない、フルソフトウェアの軽量な組み込み機器向け3D描画エンジン。
低リソースの組み込み機器上でハイクオリティな3Dグラフィックスを実現し、ローエンドからハイエンドまで幅広い携帯電話に搭載された実績を持つ、3D描画エンジンの世界的スタンダードです。
詳しくは、http://www.hicorp.co.jp/product/v3.html をご覧ください。
【MascotCapsule UI Frameworkについて】
2D/3Dグラフィックスの性能が限られた低リソースの組込み機器においても、高速で表現力豊かな2D/3Dユーザインターフェースの開発を容易にするソリューション。
UIの直感的なデザイン作成が可能なオーサリングツールが用意されているため、ターゲットに合わせて2D/3Dを駆使した優れたUIを、デザイナーがスクリプトを書く必要無く、直接かつ容易に行うことが可能です。
詳しくは、http://www.hicorp.co.jp/product/ui.htmlをご覧ください。
*1 UCDとは、User-Centered Designの頭文字で、人間(ユーザ)が操作する製品やシステムの開発を行うにあたり、ユーザが実際にそれを利用する際に、ユーザビリティ(利用品質)を経験できるように配慮したデザイン・設計を行うこと。
*2 ユニバーサルデザインフォント
年齢・性別や障害に関係なく、あらゆる人が認識しやすく、誤読を発生させない、かつ、デザインを高いレベルで保つように配慮されたデザインのフォント。
*3 「うたスキ」
JOYSOUNDの通信カラオケと連携し、カラオケルームや、パソコン、ケータイからアクセスできる無料会員制SNS。
*4 PCウェブサイト及び携帯電話サイト上でのアバター描画を除く。
*MascotCapsuleは、エイチアイの日本における登録商標です。
*その他の会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。
【エイチアイについて】
エイチアイは、組込み機器向けミドルウェア開発の分野で市場をリードする研究開発型企業です。主力製品のリアルタイム3D描画エンジン“MascotCapsule”は、国内携帯電話事業者5社をはじめ米国、韓国、中国など国内外のさまざまな携帯電話プラットフォームに採用されています。また国内および海外の大手携帯電話メーカともグローバルライセンス契約を結んでおり、MascotCapsuleが搭載された携帯電話の世界累計出荷台数は、2009年3月末時点で5億台を突破いたしました。
MascotCapsuleを利用し、コンシューマゲームのクオリティに劣らない多様な3Dコンテンツや3Dを利用したユーザインターフェースなどが、既に広く提供されています。
今後は、家電など携帯電話以外のさまざまな組込み機器へのエンジン提供も、積極的に行ってまいります。詳細については、エイチアイのホームページ(http://www.hicorp.co.jp)をご覧ください。
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社エイチアイ
広報担当:マーケティング部 増田 豊味
E-mail:press@hicorp.co.jp
〒153-0043 東京都目黒区東山1-4-4 目黒東山ビル5F
Tel:03- 3710-9376 Fax:03-5773-8660
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