米アップルは24日、次期Mac OS Xとなる「Mac OS X 10.6 Snow Leopard」の発売日を28日と発表した(Apple Storeで見る)。価格は通常版が3300円、ファミリーパックが5600円。サーバーシステム用の「Mac OS X 10.6 Snow Leopard Server Unlimited クライアント」は5万3800円。
現在、Apple Storeなどにて予約を受け付けており、28日よりアップル製品取扱店にて購入できる。
アップルは、今年6月に開催した開発者向けイベント「WWDC」にてMac OS X 10.6を9月にリリースすると発表していたが、そのスケジュールが前倒しされた形だ(関連記事)。
Mac OS X 10.6では、Finderを再設計して動作速度を改善した。アップルによれば、現在のMac OS X 10.5(Leopard)を比較した場合、PDFアイコンのリフレッシュでは1.7倍、JPEGアイコンのリフレッシュでは1.4倍の速くなったという。
自動バックアップ機能「Time Machine」の処理速度も高速化された。Mac OS X 10.5では最初のバックアップに時間がかかっていたが、Mac OS X 10.6ではこの所要時間が最大50%も短縮されたという(アップルの無線LANルーター内蔵NAS「Time Capsule」を利用した場合)。
技術面では、OSやシステムアプリケーションが64bitで動作するようになった(関連記事)。マルチメディア環境「QuickTime」の最新版となる「QuickTime X」を搭載している。
今年の6月8日以降にMac本体やXserveを購入したユーザーは、980円でアップデートが可能だ(関連記事)。対応機種は、Intel製CPUと1GB以上のメモリーを搭載したMac。なお、Mac OS X 10.5からのアップデートとなるため、Mac OS X 10.4 Tigerのユーザーは、Mac OS X 10.6 Snow Leopard/iLife ’09/iWork '09がセットになった「Mac Box Set」を購入する必要がある(Apple Storeで見る)。価格は通常版が1万8800円、ファミリーパックが2万4800円。