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ブレインパッド、ECサイト向けレコメンデーションシステムをセミオーダーで構築

2008年04月09日 03時56分更新

文●通販旬報社

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 データマイニングのアウトソーシングサービスを手がけるブレインパッドは、ECサイト向けに訪問者の「サイト内行動遷移情報」(閲覧情報)と「購買履歴情報」を解析して推奨商品を特定・自動表示させるレコメンデーションシステムを、セミオーダーで構築するサービスを開始する。最小構成で1000万円から。

 新サービスは、同社が受託業務を通じて蓄積したデータマイニング技術とノウハウをベースに、代理販売を行っている各種プロダクトや独自開発したアルゴリズムをレコメンデーションシステムのモジュールとして活用したもの。サイト運営者の要望に合わせてセミオーダータイプの構築サービスとして提供していく。

 ユーザーの「サイトでの行動遷移」とともに「購買実績」を考慮し、サイト上に表示させる推奨商品を高精度に特定することができる。また、標準モジュールを導入環境に適合させる形式で開発するため、各ECサイトの固有の複雑な条件を反映したうえで、通常の約半分の開発期間で運用を開始することを可能にした。

 同社は従来からウェブサイト向けサービスとして、訪問者のクリック状況、検索キーワードなどをもとに表示コンテンツを自動配信する行動ターゲティング型レコメンデーションシステム「Rtoaster(アール・トースター)」のASPサービスを展開している。

 なお、今年2月から、HMVジャパンが運営する音楽と映像の商品サイト「hmv.co.jp」で運用を開始した。「システムの導入により、250万点数を越えるCDの推奨を、お客様の過去の購買歴に加えて、閲覧履歴に基づいて実施することが可能となった。新譜などの購買歴が十分に蓄積されていないような商品における推奨の精度の向上がなされ、(導入後1ヶ月間で)推奨アイテムのクリック率の大幅な改善が確認された」とHMVで説明している。

 

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