先日お伝えしたとおり、メイド喫茶「めいどinじゃぱん」でMSI主催のイベント“MSI 2007 Kick-Offイベント”が行なわれた。自作パーツメーカーのイベントといえば、“CAFFE SOLARE(カフェソラーレ)”や“秋葉原UDX”が定番なのだが、今回はメイド喫茶ということで、客層もメイドさんやメイド喫茶のファンなどが多く、今までのPC系イベントとはやや違うように感じたのが印象的だった。
メイド喫茶「めいどinじゃぱん」で開催されたMSI主催のイベント“MSI 2007 Kick-Offイベント” | メイドさんがMSIのマザーボードを持ってにっこり。メイド喫茶ならではの光景だ |
マザーボードやベアボーンキットが当たるじゃんけん大会の様子。妙なポーズだが、これはMSIの“M”のポーズ | こちらはMSIの“S”のポーズ。恥ずかしがらずにきちんとMSIのポーズをとるメイドさんに脱帽 |
●気になる今後の新製品
本イベントはメイド喫茶で開催されているが、内容は非常に興味深く、同社のマザーボード8機種、ノートベアボーン3機種、メディアライブPC1機種と、新しいコンセプトのベンチマーク大会開催についてのアナウンスがあった。ここではイベントで特に気になった新製品を紹介しよう。
新チップセット“nForce 650i SLI”を搭載したマザー「P6N SLI-Platinum」。2月下旬発売予定で予価は3万1000円前後 | 新チップセット“nForce 680i SLI”を搭載したマザー「P6N Diamond」。3月上旬発売予定で予価は4万6000円前後 |
“P965+ICH8”チップセットを搭載したマザー「P965 Neo-F」シリーズの後継機種となる「P965 Neo2-FI」。2月中旬発売予定で予価は1万9000円前後 | 参考出品のデュアルOpteronマザー「K9ND Speedster」。“nForce Professional 3600”チップセットを搭載し、最大メモリ容量は16GBとなる |
“975X+ICH7DH”チップセット搭載マザー「975X Platinum PLUS」と、“P965+ICH8R”搭載の「P965 Platinum PLUS」。2月発売予定 | “RV516”(Radeon X1550と思われる)を搭載したPCI Express x16対応ビデオカードの試作品。コア/メモリクロックは550MHz/800MHz(予定)。インターフェイスはデュアルDVIとTV-OUT |
「MSI Media Live PC(仮称)」に搭載されたガス冷CPUクーラー。ラジエータ一体型の冷却ヘッドを採用している | R134aフロンガスを冷媒に用いる。よく見ると、冷却ヘッドとラジエータの間にはファンが挟まれているのがわかる |
●ベンチスコア÷消費電力=えこスコア
また、MSIはイベントで新しいコンセプトのベンチマーク方法を発表した。「えこべんち」と同社が呼ぶこのベンチは、速度だけを競う従来のベンチマークとは異なり、消費電力を考慮した“えこスコア”でPCの性能を計るというもの。公式は“ベンチスコア÷消費電力=えこスコア”。この公式で計測した場合、ベンチソフトでハイスコアを叩き出す高性能/高消費電力マシンより、ミドルクラスの低消費電力マシンのほうが“えこスコア”が高いこともあるという。同社では、MSI製マザーボードとMSI製ビデオカードの両方を使用している方を対象に、2月1日~3月4日まで「第1回MSIえこべんち大会」を予定している。ワットチェッカーなどで計測した消費電力と、「3D Mark 06」のスコアを同時にデジカメで撮影すれば応募できるので、消費電力とベンチスコアのバランスに自信のある人は応募するといいだろう。なお、同大会の詳細は後日同社のウェブページに掲載される予定だ。
同社が提唱するかつてない新しい尺度で楽しめるベンチマーク「えこべんち」 | ベンチソフトのスコアを、ワッチチェッカーで計測した消費電力で割ると“えこスコア”となる。メイドさんでも簡単に計測可能? |