ソフトバンクモバイル(株)は5日、都内で記者会見を開き、16日から新しい料金プラン“ホワイトプラン”を開始すると発表した。従来提供していた“予想外割”が15日に終了する代わりに、新料金プランを導入する。
ホワイトプランの概要。発表会で表示された説明スライドはこれだけ |
ホワイトプランの概要は、
- 基本使用料は月額980円
- ソフトバンク携帯電話同士の1時~21時までの通話料が無料
- 上記以外の時間帯、およびソフトバンク携帯電話以外の通話料は21円/30秒
- 3G/2G対応
となる。
無料通話の時間帯や時間外料金、パケット通信料(3Gでは1パケットあたり0.21円)、メール通信料(ソフトバンク同士では無料、そのほかは1通あたり3.15円~210円)などは従来の“ゴールドプラン(月額9600円)”と一緒だが、ソフトバンク携帯電話同士の12時から翌1時までの時間帯の無料通話分(200分/月)がなくなる。またパケット定額サービス“パケットし放題(月額上限4410円、このほかに月額315円の“S!ベーシックパック”の加入が必要)”や、加入年数に応じて基本料金を値下げする“継続割引”などはオプションで付加することが可能。なお、予想外割の終了により、ゴールドプラン+スーパーボーナス加入で、新規契約でも月額基本料金が2880円(加入11年目の継続割引率)となるキャンペーンは利用できなくなる。
また割賦割で端末を購入できる“スーパーボーナス”の利用は可能だが、従来の加入特典(機種の最大1万500円の割引や基本使用料の最大2ヵ月無料など)も15日までのキャンペーンのため利用できなくなる(ただし同社広報によると15日以降、別のキャンペーンを予定しているとのこと)。
新規の受付開始は16日からだが、現在ソフトバンクモバイルの携帯電話に加入しているユーザー向けには、11日から先行して受付を開始する。
ソフトバンクモバイルの代表取締役社長である孫 正義氏 |
会見に臨んだ同社代表取締役社長の孫 正義氏は、新しい料金プランについて「コメ印(注訳)のいらない料金プランをということで、一切の付帯条件がつかない」とし、分かりやすいことを強調。さらに「この料金プランがあれば、ほかの料金プラン(ブループラン、オレンジプランおよび他社の携帯電話のプラン)と比較する必要がないほど、魅力的な料金プランができたのではないか」と自信たっぷりに語った。
発表会の最後に流された新CM。ちなみに右の野球選手の名前は“ホワイト”さん |