(株)日立製作所は11日、反射型液晶“LCOS(Liquid Crystal On Silicon)”方式の業務用リアプロジェクターの新製品として、前面から組み立て/調整が可能な“フロントメンテナンス構造”を採用した50インチサイズの『EX50-118CMF』を開発し、14日に出荷を開始すると発表した。価格はオープン。
『EX50-118CMF』(中央、左端がメンテナンス時、右端は2×2面のマルチスクリーン構成時) |
『EX50-118CMF』は、監視分野や大会議室でのプレゼンテーションなどに利用する業務用リアプロジェクターの新モデルで、本体前面から組み立てと設置を可能とすることで、保守/交換作業などに必要な装置背面のスペースが不要となるため、従来の約半分のスペースで設置できるのが特徴。解像度は1024×769画素で、輝度は1000cd/m2、コントラスト比は1500:1。適視範囲は、水平120度、垂直60度。ランプ切れとランプ寿命を感知し、自動的に予備ランプに交換する“高速ランプオートチェンジャ”を搭載し、連続運用に対応したという。
入力端子は、アナログRGB(RGBHV:BNC×5、ミニD-Sub15ピン)、デジタル(DVI-D)を備える。デイジーチェーン接続にも対応。最大入力解像度は1600×1200画素(UXGA)。ランプは100W 超高圧水銀ランプを利用する。消費電力は170W。本体サイズは幅1016×奥行き590×高さ976mm、重量は約70kg。
同社では国内を中心に販売する予定で、海外での販売については検討中としている。