(株)ティアックシステムクリエイトは14日、1システムで最大64chの監視カメラからの映像を集中録画し、ネットワーク上の監視パソコンで検索/再生が行なえるセキュリティー録画監視システム『XD-7000』を発売すると発表した。価格はオープン。2月下旬に出荷開始の予定。
監視パソコンで16ヵ所の監視カメラ画像を再生した様子 | 『XD-7000』(XMUX2ユニットのリアパネル) |
『XD-7000』は、最大64chの監視カメラの映像を1つの録画サーバーで記録できるほか、LANを利用して録画サーバー同士を接続することで1000chを超える大規模な監視も行なえるのが特徴。画面内で動きのあった部分のみを録画する独自の画像圧縮技術“iVEX”を採用しており、記録容量を小さくしたという。動体検知により録画した時間を履歴としてスケジュール表に記録し、動体検知した個所のみを抜き出して再生でき、メールサーバーを用意すれば動体検知を行なったときにメールで通報する“E-mail通報機能”も利用できる。カメラごとに画質/フレームレートを設定することも可能。録画した画像は、必要な部分をAVI形式や独自のXPA方式で出力することが可能。録画サーバーに対しては、最大8台のクライアントから検索や再生が行なえる。
『XD-7000』では、記録解像度が最大704×480画素で、毎秒240フレーム(352×240画素時)の動画を録画サーバーのHDDに記録できる。記録形式は動画がAVI/EXE/XPV、静止画がJPEG/BMP。映像方式はNTSCに対応。本体(XMUX2ユニット)のサイズは幅483×奥行き330×高さ44mm、重量は約2.7kg。入力はコンポジットビデオ(BNC×64)を装備し、32入力/2出力のアラームトリガー入出力を搭載する。