イメーション(株)は3日、磁気テープメディアのデータを短時間で消去する“高抗磁力メディアイレーサー”として『ME19』を6日に発売すると発表した。価格は46万2000円。
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『ME19』 |
『ME19』は、磁気テープメディアのデータを消去するための専用機。消磁方式は“BULGER(BULk-erase by Giant Energy Ringing)”方式を採用しており、8時間の連続運転が可能。処理時間は、読み取り不能にできる1パスで約10秒。2パス目を行なえばブランクメディアとして認識されるようになるという。
消去対象の磁性材料は、メタル(MP/ME)、オキサイド(クロム/コバルト)で、対応するメディアは、オープンリール、データカートリッジ、4mmデータテープ、8mmデータテープ、SDLTテープ、DLTテープ、Ultriumテープカートリッジ、コンピューターテープカートリッジ、フロッピーディスク、スーパーディスクなど。
本体サイズは幅360×奥行き410×高さ215mm、重量は22kg。電源はAC100Vで、消費電力は最大400W(待機時30W以下)。
同社では、個人情報保護法や2008年に導入が予定されている日本版SOX法などによる需要を背景に発売するとしている。
