会社設立から10年「~映像配信 勝負の年、ISPからBSPへ~」
謹んで新年のお慶びを申し上げます。
代表取締役社長の板東浩二氏 |
「ブロードバンド」という言葉が世間に一般化し、情報通信業界では低価格競争やサービスの差別化が一段と進んできました。ブロードバンドが浸透するなか、昨年は様々な局面で「通信と放送の融合」が話題となりました。
会社設立から10年。そして新たな年を迎え、ぷららは単純なインターネットサービス・プロバイダー(ISP)から、更に付加価値の高い映像系を中心としたサービスを提供する「ブロードバンドサービス・プロバイダー(BSP)」へと生まれ変わりたいと考えています。その象徴的なサービスとして一番注力しているのが、テレビで見るブロードバンド「4th MEDIA(フォース・メディア)」です。多チャンネル放送56ch、VOD5000タイトル以上と、その内容も幅広く充実してきました。4th MEDIAサービスの拡大はFTTHの普及に寄与するとともに、日本における映像配信サービスのビジネスモデル確立、更にはコンテンツ市場全体の拡大にも寄与できるものと確信しています。今年は4th MEDIA勝負の年。VOD・多チャンネル放送のビジネス展開によりブロードバンドの世界を切り拓き、新たなライフスタイルを提案していきたいと考えています。
ぷららネットワークス(旧ジーアールホームネット)が設立されたのは1995年12月。丁度インターネットが本格的に立ち上がりつつある時期でした。インターネット市場は急激に拡大し、この10年間でぷららも会員数が206万人(昨年9月末)。そのうち光ファイバー、ADSLなどをご利用のブロードバンドユーザは159万人、比率は約77%と非常に高くなっています。また、ここ5年間の平均成長率は37%とこれも非常に高い成長率を達成することができました。ぷらら立ち上げの大変な時期やネットバブル崩壊後の過激な競争等の苦しい時期を乗り越え、結果的にインターネット市場の急拡大という時代の波に乗ることができたと思います。この10年間、支えて頂いたぷらら会員、株主、取引先の皆様に心から感謝申し上げたいと思います。
(用字用語は原文のまま)