(株)飛鳥は20日、3.5インチ液晶ディスプレーを搭載したポータブルタイプのマルチメディアプレーヤー『Tripper V(トリッパー・ヴイ)』のプロトタイプを発表した。26日から開催される“WPC EXPO 2005”に参考出品する。
『Tripper V』 |
『Tripper V』は、同社のフォトストレージ製品“Tripper mini”や“Tripper Next”などの次期シリーズのプロトタイプで、同社がフォトストレージの進化型“フォトストレージ・メディアプレイヤー”と位置付けているもの。デジタルカメラで撮影した画像のバックアップに加え、バックアップした画像を液晶ディスプレーで確認できる“ビューア機能”や、写真を音楽とともに再生する“スライドショー機能”などを搭載するのが特徴。家庭用のテレビにケーブルで接続して表示させることもできるという。静止画だけでなく、動画(MPEG-2/-4、WMV、DivX)や音楽ファイル(MP3、WMA、AAC、AC3)の再生にも対応。静止画はJPEG、RAW、TIFFに対応し、RAWについては30機種以上の主要なデジタルカメラに対応する予定としている。
本体には、1.8インチのHDD(20GBまたは40GB)を内蔵し、カードスロットはCF/マイクロドライブ用とSDメモリーカード/miniSDカード用を装備する。パソコンとの接続用にUSB 2.0(High Speed)も搭載している。電源はリチウムポリマーバッテリー(交換式パック)を採用し、120分以上の連続コピーが行なえるという。本体重量は約280g。