(株)インデックスと(株)ジザイズは2日、ネーミング作成ソフト『ABCname(エービックネーム)』を共同開発し、同日付けで販売を開始すると発表した。価格は200万円(税別)。
『ABCname』は、ジザイズが手がけた“NTTドコモ”“日興コーディアル証券”“りそな銀行”“ゼファーマ”“ビッグローブ”“XXIO”など多くのブランドネームの開発実績を背景に、そのノウハウと理論を、インデックスが筑波大学と共同で研究開発した人工知能(AI)技術で実装したソフト。従来のネーミングソフトが“言葉を選ぶ”のが中心だったのに対し“新しい言葉を生み出す”ようにしているのが特徴で、製品名のABCは「Advanced Brandname Creation」に由来するという。
独自のロジックでキーワードの意味性を重視して言葉を作り出す“ロジカルネーミング”や、反映したいイメージに適した音感の言葉を作り出す“音感ネーミング”などの複数のネーミング手法を搭載することで多彩なネーミングを作り出せるようにしたとしており、“ランダム造語”や“回文造語”などにも対応している。ワードソースは、(株)三省堂、(株)学習研究社、(株)言語工学研究所からライセンス提供を受けた辞書を基にしており、ジザイズが独自開発した“接頭語接尾語データベース”や、インデックスが開発した“感性語データベース”を利用することで、バリエーションを増やしているという。作成したネーミングの音感評価や造語の構造解析も可能。
対応機種はPentium II-500MHz以上(Pentium III-1.0GHz以上推奨)、128MB以上のメモリー(512MB以上推奨)を搭載したPC/AT互換機。対応OSはWindows XP/2000/NT 4.0/Me/98 SE。