シーグランド(株)は17日、デジタルオーディオプレーヤー“X(クロス)”シリーズの新製品として、4GBの1インチHDDを内蔵した“X-One(クロスワン)”の販売を28日に開始すると発表した。価格はオープン。直販サイト“シーグランドオンラインショップ”での価格は3万2800円。
“X-One” |
“X-One”は、WMA(DRM対応)とMP3形式の音楽ファイルの再生が行なえるほか、ダイレクトレコーディング機能を搭載しており、アナログオーディオ機器から直接MP3で録音できるのが特徴。4GBのHDDには約2000曲(64kbps、WMA、1曲約4分)を収録できる。マイクとワールドワイド対応のFMチューナーも内蔵しており、ボイスレコーディングやFM放送の録音なども行なえる(MP3/WAVE形式)。ステレオスピーカーも内蔵している。インターフェースはUSB 2.0/1.1を採用し、USBマスストレージクラスに対応。SDメモリーカードスロットも用意されており、SDメモリーカード(最大1GB)のデータを本体内のHDDにコピーすることもできる(ただし、HDDからSDメモリーカードへのコピーや、SDメモリーカード内の音楽ファイルの再生は行なえない)。
ビットレートはMP3が32k~320kbps、WMAが32k~192kbps。最大録音時間は、ダイレクトレコーディングでは約125時間(MP3、64kbps)、音声が約500時間(MP3、16kbps)、FMが約250時間(32kbps)。再生周波数は20~20kHzで、S/N比は90dB(FMチューナーは50dB)。イコライザー機能も用意されている。
入力端子は3.5mm径ステレオミニジャック、出力端子は3.5mm径ステレオミニジャックを搭載する。液晶ディスプレーは白色バックライト付きでID3タグと日本語表示に対応。操作はスティックコントローラーを利用する。本体サイズは幅56×奥行き22.4×高さ80mm、重量は約100g。本体カラーはシャンパンゴールドとライトブルーの2種類をラインアップする。電源はリチウムポリマー電池(4.2V)を利用し、約11時間の駆動が可能。充電は付属のACアダプターのほか、USBバスパワーでも行なえる。対応機種は、Pentium II以上のCPUを搭載したPC/AT互換機。対応OSはWindows 98 SE/Me/2000(SP2以上)/XP。
製品パッケージには、イヤホン、ダイレクトレコーディングケーブル、USBケーブル、キャリーケースなどが同梱される。