ヤマハ(株)は10日、SOHO/中小規模ネットワーク向けISDNバックアップルーター『RT250i』を2005年1月中旬に発売すると発表した。価格は20万7900円。
『RT250i』 |
『RT250i』は、SOHO/中小規模の複数拠点を結ぶネットワークをISDN回線を利用してバックアップするためのISDNバックアップルーター。ルーティングプロトコルは、通常利用しているルーターがダウンした場合に自動でバックアップルーターに切り替えられる“VRRP(Virtual Router Redundancy Protocol)”のほか、大規模ネットワーク向けの“OSPF(Open Shortest Path First)”にも対応している。動的/静的フィルタリングによりファイアーウォール機能はIPv6に対応しているという。
インターフェースは10/100BASE-TX×1と設定用のシリアルポート(RS-232C/D-Sub9ピン)のほか、オプションの拡張モジュールを装着できる拡張スロットを1つ装備しており、BRI(Basic Rate Interface)またはPRI(Primary Rate Interface)拡張モジュールを装着すれば、8BRI用ルーターまたは1PRI用ルーターとして利用できる。拡張モジュールには、販売中の『RT300i』用のPRIモジュール『YBA-1PRI-MB』(15万7500円)とBRIモジュール『YBA-8BRI-ST』(10万5000円)が利用できる。
対応回線はISDN(RI/PRI)、高速デジタル専用線、フレームリレー網。WANプロトコルはPPPとフレームリレーをサポートし、QoSにも対応。アドレス変換機能(NATディスクリプター機能)にも対応している。本体サイズは幅445×奥行き295×高さ44mm(1U)、重量は3.6kg。拡張スロットやLANインターフェース、コネクター、スイッチを本体前面に配置し、操作性を高めたほか、電源ON/OFFスイッチは誤操作を防止する仕様となっているという。電源はAC100Vで、消費電力は最大12W。