デジタル・リビング・ネットワーク・アライアンス(Digital Living Network Alliance:DLNA)は23日、米国時間の22日付けで“ホーム・ネットワーク・デバイス・インターオペラビリティー・ガイドラインver.1.0”を発表した。
ガイドラインver.1.0は、ホームネットワーク環境で機器を相互接続する際のメディアサーバーと、サーバー内のコンテンツを再生する機器についての設計項目を規定し、ガイドラインとしたもの。IPやUPnP、Wi-Fiなどの標準技術を利用し、音楽/写真/ビデオの必須フォーマットなども規定している。今後、オプションとしてメディアフォーマットを追加する予定で、リモコン/携帯電話などのモバイル機器についても視野に入れるとしている。DLNAでは、2004年秋以降、ガイドラインver.1.0に準拠した製品をメンバー企業が市場に提供していくことに期待しているという。
デジタル・リビング・ネットワーク・アライアンスは、2003年6月に設立されたデジタル・ホーム・ワーキング・グループが名称を変更したもので、現在は14ヵ国の140社で構成されている。DLNAでは共通ロゴの作成を2005年半ばをめどに進めているという。