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NEC、毎分24ページの新エンジンを搭載したA4モノクロレーザープリンター『マルチライタ1500N』を発売

2004年05月10日 20時17分更新

文● 編集部

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日本電気(株)は10日、最大で毎分24ページの印刷が行なえる両面対応のA4モノクロレーザープリンター『マルチライタ1500N』を発表した。価格は9万9800円(税別)。同日付けで販売を開始する。

プリンター本体
『マルチライタ1500N』

『マルチライタ1500N(MultiWriter 1500N)』(PR-L1500N))は、高速エンジンを搭載したほか、プリントコントローラーの処理能力を上げたことで、スループットを従来機種(マルチライタ1400X)に比べて6倍に高速化したのが特徴。ファーストプリントも従来機種の半分の12秒に短縮されている。さらに従来オプションだったネットワークインターフェース(100BASE-TX)と両面印刷機能も標準搭載し、連続給紙は600枚に対応した(オプションの『増設ホッパ』(PR-L1500-03、3万5000円)で最大1100枚まで対応)。手差しトレイの連続給紙も最大100枚までとなった。

解像度は600dpi×600dpiで、独自のスムージング機能“SET(Sharp Edge Technology)”を利用して最大1500dpi相当の印刷が可能。印刷速度は片面で毎分24ページ、両面では毎分11ページ。用紙サイズは、A4/B5/A5/レター/はがき/往復はがき/封筒(洋形4号)/自由サイズ(幅69.8~216mm×長さ116~356mm)で、OHPシートやラベル紙にも対応。内蔵フォントは、明朝体-Lアウトラインフォント、ゴシック体-Mアウトラインフォント、OCR-B相当文字など。

インターフェースは、双方向パラレル(IEEE 1284)、100BASE-TX、USB 2.0(Hi-Speed)を装備し、オプションで無線LAN(IEEE 802.11b)にも対応可能。コマンド体系は、NPDL Level2(NMPS対応、201PLエミュレーション含む)、ESC/Pエミュレーション、HP-GL(7550A)エミュレーションをサポートする。搭載する液晶パネルは、用紙切れなどの状態がひと目で分かるようにバックライトが3色(印刷可能:緑、印刷不可能:オレンジ、アラーム/用紙切れ:赤)に変化するようになっている。電源はAC100Vで消費電力は最大810W(節電モードでは9W以下)。本体サイズは幅392×奥行き425×高さ312mm、重量は約18.9kg(ドラムユニット/トナーカートリッジ込みで約20.7kg)。装置寿命は60万ページ印刷時か5年の早いほうとなる。“エコマーク”を取得しており、“グリーン購入法”にも適合しているという。

付属するプリンタードライバーは、Windows 95/98/Me/2000/XP/NT 4.0、Windows Server 2003用が付属しており、プリンターアプリケーション(PrintAgent、iPrinting.DeliveryService、NEC Internet Printing Systemなど)が同梱される。オプションのトナーカートリッジ『PR-L1500-11』は約7500枚の印刷が行なえ、価格は2万円(税別)。ドラムユニット『PR-L1500-31』は約3万枚の印刷が可能で4万円(税別)。無線LANアダプター『PR-WL-01』は6万9800円(税別)などとなっている。

同社では今後1年間に1万台の販売を目標としている。

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