(株)クロスランゲージは20日、“オート専門語辞書セレクト機能”と、キーワード検索が行なえる“翻訳メモリ機能”を搭載した業務用の英日/日英翻訳ソフト『PC-Transer V11 for Windows』を12月12日に発売すると発表した。価格は、ビジネス版が4万5715円、科学技術版が6万4762円、総合版が9万3334円、ネットワーク版が28万3810円。
『PC-Transer V11 for Windows 統合版』 |
『PC-Transer V11 for Windows』は、翻訳辞書と文法ルールを使って構文解析を行なう“機械翻訳”(MT:Machine Translation)と、文単位での検索と訳文生成を行なう“翻訳メモリ”(TM:Translation Memory)を統合し、翻訳精度を上げたのが特徴。文書に合った専門用語辞書を自動選択する“オート専門語辞書セレクト機能”や、Word/Excelに対応したオフィス翻訳ツールバーによる“オフィスアドイン翻訳機能”(ネットワーク版を除く)などの新機能を搭載し、カタカナの“ゆらぎ”にも対応。PDFをダイレクトに読み込めるようになったほか、“対訳エディタ”も辞書ごとにカラーを変更して表示できるようになった。ワンタッチ辞書引き『ロボワード for トランサー』、文字認識ソフト『OmCR』も搭載する。
“対訳エディタ” |
基本語辞書は、英日64万語、日英84万語を搭載する。専門語辞書は、ビジネス版が7分野(コンピューター/ビジネス/法律/貿易/金融/会計/マーケティング)の64万語、科学技術版が16分野(コンピューター/電気電子/機械工学/土木建築/プラント/自動車工学/金属/JIS工業用語/光工学/エネルギー/数学物理/生産工学/航空宇宙/海洋船舶/地球環境/防衛)の139万語を搭載する。総合版とネットワーク版は、ビジネス版と科学技術版を合わせたものに、医療医学/化学/バイオテクノロジーなどを追加した25分野の233万語を搭載する。対応OSは、Windows XP/Me/2000/98 SEで、Pentium III-800MHz以上を搭載したパソコンが必要。ネットワーク版は、TCP/IPあるいはSMBに対応したネットワークが必要で、管理モジュールの対応OSはWindows XP/2000。
今回、ラインアップを、ビジネス版、科学技術版、総合版、ネットワーク版の4種類とすることで、低価格化を図ったという。同社では購入後、ユーザー登録すれば、ワンタッチ辞書引き用の『英日・日英専門語辞典』をプレゼントするキャンペーンを実施するという。