日本電信電話(株)は7日、NTTサイバーソリューション研究所の電子透かし技術を基盤としたインターネットアクセスプラットフォーム『サイバースカッシュ』を開発したと発表した。
『サイバースカッシュ』の概要 |
『サイバースカッシュ』は、印刷した画像の中に誘導したいホームページのURLを示す電子透かしを埋め込み、その画像をウェブカメラやiアプリ対応カメラ付き携帯電話で読み取るだけで、指定されたホームページなどに自動的にナビゲートするサービスプラットフォーム。電子透かし読み取りソフトとして、ウェブカメラを接続したパソコン上で、ウェブカメラを対象画像へ向けるだけで自動的に読み取る『スカッシュリーダ:Active-X版』と、カメラ付き携帯電話で対象画像を撮影するだけで読み取りが可能な『スカッシュリーダ:iアプリ版』を今回新たに開発し、パソコンとカメラ付き携帯電話からのインターネットへのアクセスサポートを実現したという。
『サイバースカッシュ』は、同研究所の実験サービスサイト“サイバートライアル”において、8日より約6ヵ月間提供される。同サイト上には電子透かしが埋め込まれた画像が用意され、この画像を印刷したものにウェブカメラを向けるか、カメラ付き携帯電話で撮影するだけで、『サイバースカッシュ』の機能を体験できる。
また、先着1000名に電子透かし入りネームカード『スカッシュカード』(PDFファイル)を無償提供する。この『スカッシュカード』には、目に見える氏名とメッセージ以外に隠しメッセージも作成でき、『スカッシュカード』を印刷し知人などに配布すると、受け取った知人は『スカッシュリーダ』のインストールされたカメラ付き携帯電話で『スカッシュカード』を撮影するだけで、ウェブ上に登録された隠しメッセージを見ることが可能という。