SAPジャパン(株)は24日、モバイルビジネス向けソフトウェアプラットフォーム『SAP Mobile Engine 2.1』を発表した。
『SAP Mobile Engine 2.1』は、Pocket PC 2002、およびWindows 2000/NT4.0/XPといったOSを搭載したPDA、タブレットPCなどの携帯端末上で動作するJavaベースのモバイル向けプラットフォームで、XML、SOAPなどのウェブサービス技術にも対応している。同製品上で動作するアプリケーションはCRM(Customer Relationship Management)やHR(Human Resources)、SCM(Supply Chain Management)、BI(Business Intelligence)、PLM(Product Lifecycle Management)など。
同製品を搭載した携帯端末でオフライン時に更新されたデータは、暗号化および圧縮され、オンライン接続時にウェブアプリケーションサーバー経由で転送され、任意のバックエンドシステムと同期をとれるようになっている。データ同期はHTTPSを利用して公衆パケット網、LAN、無線LAN、クレードル等で行なえる。また、ウェブベースの運用管理機能を備えており、端末へのアプリケーションのインストール、アップグレード、端末コンフィグレーション等の作業をサーバー側で行なえるという。