NTT Com、NEC、日本HP、日立、富士通、P&G、プロシード、マイクロソフトの8社が、ITサービスマネジメントの業界標準化の促進団体“itSMF Japan”設立で合意
2003年04月15日 00時00分更新
エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ(株)、日本電気(株)、日本ヒューレット・パッカード(株)、(株)日立製作所、富士通(株)、P&Gアジア・ピー・ティー・イー・リミテッド、(株)プロシード、マイクロソフト(株)の8社は15日、日本におけるITサービスの高品質化、コストの適正化のために、ITサービスマネジメントに関する業界標準化の促進団体“ITサービスマネジメントフォーラムジャパン”(itSMF Japan)を設立することで合意したと発表した。5月初めに東京都にNPO(非営利団体)申請を行ない、5月9日にitSMFインターナショナルから認可を受ける予定。
itSMFは、ITを効果的に利用するための運用プロセスのベストプラクティスを推進する世界規模の会員制ユーザーフォーラム。1991年にイギリスで設立された。NPO(非営利団体)となっており、会員向けのセミナーやイベントの開催や、ウェブサイト、会報などを提供しているほか、ITサービスマネジメントのデファクトスタンダード“ITIL(IT Infrastructure Library)”に対して、会員の声を反映させる役割も持つという。itSMF Japanの理事長には、NTT Com代表取締役副社長の富田修二氏が就任する予定。
“itSMF Japan”設立を推進する8社は、日本でビジネスにITが大きく貢献する社会を目指して活動するとしており、1年後には会員を企業だけでなく、団体、個人などに拡大し、全体で200会員まで増やすとしている。なお、7月9日に“設立記念コンファレンス(仮称)”を開催する予定。