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“K-1 WORLD MAX 2002~世界王者対抗戦~”開幕――魔裟斗リベンジならず

2002年10月12日 19時37分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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K-1
“K-1 WORLD MAX 2002~世界王者対抗戦~”第8試合の魔裟斗対アルバート・クラウス戦

K-1ミドル級のイベント“K-1 WORLD MAX 2002~世界王者対抗戦~”が11日、東京/有明コロシアムで開催された。世界王者アルバート・クラウスと対戦した魔裟斗は引き分けに終わり、今年5月の“K-1 WORLD MAX~世界一決定戦~”での準決勝判定負けのリベンジは果たせなかった。試合後、魔裟斗はリング上で「もう1回チャンスをください。すみませんでした」と言った。

小比類巻貴之は、英国の現役警察官ピーター・クルックと対戦、4ラウンドでダウンを奪うも、5ラウンドで左フックを受けまさかの逆転KO負け。今大会での現役引退を表明していた前田憲作は、来日直前のケガで欠場となったベン・ガルシアに代わって出場したミロスラフ・サフラと対戦、引退試合を勝利で飾った。



K-1 WORLD MAX 2002~世界王者対抗戦~ 試合結果

フレッシュマンファイト

第1試合
○森知行 3R判定3-0 江口真吾×
第2試合
×安廣一哉 3R判定1-2 久保坂左近○

世界王者対抗戦

第3試合
×小次郎 3R判定0-3 マリノ・デフローリン○
第4試合
○大野崇 3R判定3-0 王三偵×
第5試合
○村浜武洋 3R判定3-0 メルチョー・メノー×
第6試合
○須藤元気 2R0分16秒KO 金珍優×
第7試合
×小比類巻貴之 5R1分9秒KO ピーター・クルック○
第8試合
○前田憲作 3R判定3-0 ミロスラフ・サフラ×
第9試合
魔裟斗 5R判定0-0ドロー アルバート・クラウス
魔裟斗
試合後のインタビューに答える魔裟斗選手

試合後のインタビューで魔裟斗は、引き分け判定について「まあ、そんなもんでしょう」とコメント。一方のクラウスは「自分では勝ったと思っている。すべて上手くいっていたのに残念だ」と判定に納得していない様子だった。

最終5ラウンド開始前に「2~3ポイント取られているなと思った」という魔裟斗は、「今いかなきゃ」とパンチを連打、命中させていったが逆転はならず引き分けに終わった。魔裟斗は「延長やりたかった」と悔しげに語った。



クラウス
アルバート・クラウス選手

特にパンチの練習をしたという魔裟斗についてクラウスは「前回(5月)とあまり変わっていないと思う。(パンチも)前と同じ。まあ魔裟斗も僕も同じように強くなったから、同じに感じたのかな」とコメント。リング上での魔裟斗の言葉を受けて「ぜひ魔裟斗ともう1回やりたい」と語った。



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