(株)スクウェアは10日、ネットワークRPG『FINAL FANTASY XI(ファイナルファンタジー イレブン)for Windows』を11月7日に発売すると発表した。価格はオープン。実売価格は7000円~8000円台になる見込み。
『FINAL FANTASY XI』(C)2002 SQUARE CO.,LTD. All Rights Reserved. |
『FINAL FANTASY XI』は、同社が推進する総合オンラインサービス“PlayOnline”のコンテンツとして、プレイステーション2版のサービスを5月に開始している。 今回のWindows版では、高解像度モードの実装により画質が向上したほか、エフェクト処理などのカスタマイズも可能になっている。また、PS2版とWindows版共通のサーバーでのプレイに対応する。 ユーザーは、PlayOnline内でコンテンツIDを購入して利用を行なう。月額料金は1キャラクターの場合が1280円で、2キャラクター以降は100円となる。 動作環境は、OSがWindows 98/98 SE/Me/2000/XP、Pentium III-800MHz以上のCPU、128MB以上のメモリー、DirectX 8.1に対応したビデオカード/サウンドカード、5GB以上のHDD空き容量。
また、デルコンピュータ(株)は同日付けで、Pentium 4と米エヌビディア社のグラフィックスチップ(GPU)『GeForce4 Ti』を搭載した個人向けデスクトップパソコン“Dimension”シリーズの上位機種と『FINAL FANTASY XI』を組み合わせた“FINAL FANTASY XIパッケージモデル”を31日に発売すると発表した。専用のコントローラーと攻略本も付属する。
記者会場に展示されていた『FINAL FANTASY XI』を搭載したパソコン“Dimension” |
専用コントローラー |
対象となるモデルは、『Dimension 4500』と、10月下旬に発売予定の『Dimension 8200』の後継機種。B.T.O.に対応するほか、ADSLやFTTHの申し込み代行および設置サービス、24時間365日の電話によるハードウェアサポートと1年間のオンサイト保守サービスなども含まれる。 価格は、Pentium 4-2.4GHz、845Eチップセット、512MB DDR SDRAMメモリー、80GBのUltra ATA/100対応のHDD、CD-RW&DVD-ROMコンボドライブ、NVIDIA GeForce4 Ti4200 128MB DDRビデオカード(Sビデオ出力端子付き)、Sound Blaster Live!/ Value 512ボイスPCIサウンドカード、17インチCRTディスプレー、Windows XP Home Editionという構成の“Dimension 4500『FINAL FANTASY XIパッケージモデル』”で17万9800円。
これに伴い、都内で行なわれた記者会見では、(株)スクウェア代表取締役社長の和田洋一氏をはじめ、今回のWindows版の開発段階から動作検証等を共同で行なってきた提携各社代表による挨拶が行なわれた。
左からインテル(株)のジョン・アントン(John Antone)社長、(株)スクウェアの和田洋一社長、エヌビディアの東正次日本支社長、デルコンピュータ(株)の吹野博志社長 |
冒頭で挨拶した和田社長は、「ユーザーや企業を含めPCに関わる者が飛躍する鍵はオンラインゲームにある。PCの買い替え需要をソフトウェアの面から喚起していきたい」とし、年度内の売り上げ目標は20万本、来年度には米国を皮切りに海外展開も行なう予定だとしている。