ジャパンマテリアル(株)のインフォマジック事業部は26日、カナダのMatrox Electronic Systems社製のリアルタイムノンリニアビデオ編集カード『Matrox RT.X100』の販売を7月に開始すると発表した。価格はオープン。編集部の予想価格は14万8000円。
『Matrox RT.X100』 |
『Matrox RT.X100』は『Matrox RT2500』の上位機種で、CPUの能力を最大限に活かすというスケーラブルアーキテクチャー“Power of X”と専用ハードウェア”Flex3D ”により、リアルタイムのビデオ編集を可能とするPCIカード(3/4 size PCI)。単体でVGAとしては機能せず、AGPバス対応のVGAカードが必要となる。同社では“Millenium G450/550”/“Parhelia”シリーズとの組み合わせを推奨している。
リアルタイム処理が可能なのは、DVやMPEG-2の出力、クロマキーイングとルマキーイング、カラーコレクション(色補正)、色相・彩度・輝度・コントラストの変更、カラーバランスの調整、入出力レベルコントロール、2D/3Dエフェクトやトランジションの提供など。3時間以上のアナログまたはデジタルのキャプチャーが可能で、音声と映像を別々に編集できる。16:9ワイドスクリーンにも対応。オリジナルビデオはビデオテープやCD、DVDヘ保存できる。さらに、RealVideo、Windows Media、QuickTimeなどにファイルの出力も可能となる。
『Matrox Media Tools』 |
付属ソフトは、キャプチャーユーティリティー『Matrox Media Tools』、ビデオ編集ツール『Adobe Premiere』、タイトル作成ソフト『Inscriber TitleExpress』、Video CD/SVCD出力ソフト『Ligos GOMotion』、150種類以上のトランジション集『Pixe ’lan Software Video SpiceRack Lite』、音楽作成ソフト『SmartSound Quicktracks』、DVDオーサリングソフト『Sonic DVDit! LE』。
対応OSはWindows XP/2000。最小動作環境の対応機種は、Pentium III-1GHz/Pentium 4-1.7GHz/Athlon XP 1500+以上を搭載したPC/AT互換機。
なお、同社では、Matrox RT.X100/RT2500を搭載したターンキーシステムの発売も予定しているという。